くるくるちょろちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

悪人になる心理、善人になる心理!心理操作で性格を変える方法

お金をイメージすると悪人になる

2013年にハーバードビジネススクールで行われたフランチェスカ・ジーノ博士の研究によると、お金のイメージは私たちの性格を悪くさせ、時間のイメージは逆に私たちに素直にさせてくれることがわかっています。

 

実験では、被験者の人たちに札束のイメージや宝くじで大当たりしたイメージを思い浮かべてもらい、その後で行われたゲームに参加してもらいました。ゲームをする前にお金のことを想像してもらったのですね。

 

すると、事前にお金のことを想像しただけでゲーム内でズルをする確率がなんと87%も高まってしまったのです。

https://kruchoro.com/post-7215/

 

誘惑に弱い人間心理

お金のことを考えると私たちはズルをしてでも報酬を得ようと考えてしまうのです。「お金に目がくらんで…」というようなセリフはよく聞きなすが、心理学的にも本当のことだったのですね。

 

私たちは自分で思っている以上に目の前の誘惑に弱い生き物なのです。考え方によっては恐ろしい話なのですが、自分自身が悪いことをしないようにこのような心理があることは肝に銘じておきましょう。

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時間について考えると良い人になる

しかし朗報もあります!

 

一方で、ゲームをする前に時計のイメージや時間について考えてもらった被験者の人たちは逆にズルをしなくなったのです。時間について考えることで私たちは良い人になれるようです。

 

人と交渉するときは交渉前に相手に「ところで、今何時ですか?」と聞いてみると良いかもしれませんね笑。

https://kruchoro.com/post-5070/

 

時間を考えると良い人になる心理的理由

どうして時間につい考えると倫理観が高まって良い人になるのかというと、時計や時間が人生のイメージに結びついているからです。

 

私たちは時間について考えることで、無意識に自分自身のことを考えると同時に人生についても考えて、「人生は短いのだ!」と反省する気持ちが生まれるのです。

 

その結果、自然と正しい行動を取るようになるのですね。短い人生なのだから、せめて善い行いをして生きていたいと思うのが人間心理なのです。なんだか良い話です。

https://kruchoro.com/post-7336/

 

死を意識することで自分を見つめなおすことができる

似たような心理で「メメントモリ」があります。メメントモリは、「自分がいつか死んでしまうことを忘れるな(だからこそ人生を楽しめ)」という芸術の分野で広く使われる哲学的な警句です。

 

もとは芸術から派生した言葉なのですが、心理学的にも意味があったのです。スティーブ・ジョブズも常に「明日死んでしまうとしたら」という言葉を毎朝自分にかけ続けたと言われていますし、私たちが正しい行いをするうえで死を意識することは大切なのですね。

https://kruchoro.com/post-2346/

 

https://twitter.com/kruchoro/status/1240988461164834818

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メメントモリの心理的な使い方

というわけで、今回の研究ではズルをしないという内容でしたが、もしも人生に迷ったり自分が正しい判断ができているかどうかわからなくなったときは、時間や死について考えて一度自分自身を見つめなおすと良いです。

 

またチームメンバーや組織内でズルを起こさせないように、時には時間や人生についてみんなで考える時間を取ってみるのもおすすめです。参考にしてみてください。

https://kruchoro.com/post-4243/

お金のことを考えると性格が悪くなってズルをするようになる
時間や人生のことを考えると性格が良くなって正しいことをするようになる
正しく生きるために人生について考える習慣を持とう