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礼儀正しく接することで、相手に好印象を与えることができる。売上をも上げる印象操作の心理学

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礼儀正しさというのは相手に好印象を与えます。これは日本だけではなく、海外でも同じです。相手が礼儀正しいかどうかを見極める機能は、人間の普遍的な思考フィルターのひとつに組み込まれているシステムなんですね。

礼儀正しい人はきちんと相手を敬うことができます。相手を敬うということは、相手からすると自分が褒められたり大切にされる機会が多いということですので、そのように自分を貴重な存在として扱ってもらいやすくなります。そのように扱われると誰でも嬉しいものです。

また、礼儀正しい人というのはそれだけ誠実性が高い人だとも言えます。誠実性が高いと、悪意のある嘘をつくことが少ないので人から信用されやすくなります

このように私たちの脳みそというのは、自分たちにプラスの影響をもたらしてくれる性格の人を自然と区別して直感的な印象を決めています。そのために礼儀正しく振る舞うことで相手から好印象をもたれやすくなるのです。

そして、このようにしてもたらされた好印象による心理的影響は、私たち自身がそれとは気づかぬうちに意外な場所で発揮されています。そのひとつがレストランなどの飲食店です。

アメリカにあるヒューストン大学のリン博士とミニア博士は、飲食店で店員の姿勢とお客さんの払うチップの額の相関関係について調べてみました。実験は2週間かけて行われ、148名のお客さんを対象に調査されました。

このとき、あるお客さんに対しては店員は立ったままの状態で接客し、あるお客さんのときには片膝立ちの姿勢になり腰を低くして接客しました。

すると、従業員が立ちながら接客をしたときよりも、腰を低くしてお客さんの目線が下がるように接客をしたときの方が、サービスを受けたお客さんたちは多くのチップを払うことがわかりました。触られると好きなる?の話で出てきた心理的影響と似たような実験結果ですね。

詳しいお金の数字を見てみますと、腰を低くして接客したときは平均3.28ドルでしたが、立ったままの状態のときは平均2.56ドルというチップ額でした。

0.72ドルですから、約90円の収入アップですね。しかもこれが毎回ですから、ウェイターやウェイトレスをしている人の収入としてはけっこう嬉しいプラスです。10組のお客さんをサービスすれば、1000円アップですからね。

さらに!結果が変わったのはチップの額だけではありませんでした!

エンポリア ステート大学の心理学者であるデーヴィス博士は先の実験と同じ内容の実験をファミリーレストランで行いました。店員さんが立ったまま接客と腰をかがめて接客する実験ですね。

すると、立ったまま接客したときに比べて、腰をかがめて接客したときの方がランチ・ディナーともに注文の額が多くなりました。その額は平均して約20%の増額でした。以前、友達や恋人と一緒にいるだけ多くのお金を浪費するようになるかも?と話しましたが、どうやら私たち気持ちよくなるとお財布の紐が緩くなる特徴があるようですね。

これ、けっこうな増額ですよね。そして経営者としては、お店の売り上げが接客の仕方一つで20%も上がってくれるのなら、こんなに嬉しいことはないですよね。これに加えて、笑顔の接客もおすすめです。こちらにも思った以上に高い効果があります。

このように腰をかがめて礼儀正しく接客するだけで、店員さんは報酬が上がって気分良く仕事できますし、お客さんとしても好印象を持ったお店で気分良く食事を楽しむことができます。つまり、ウィンウィンの関係ですね。

というわけで、飲食店経営者の方はこの情報を参考にして接客の仕方を工夫してみてください。誰もがハッピーになるのなら、こんな嬉しいことはないですからね。