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視点を変えて価値を生み出すことで成功率が上がる 印象操作の心理学

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私たちは自分が高い価値を見出しているもののためなら苦難を乗り越えることができます。

好きなことならいくらでも続けられたり、好きな人のためなら努力を欠かせなかったりと、私たちは自分の中で価値の高い大切なものを守るために行動することがわかっています。こういう経験は誰にでもひとつはあることでしょう。

自己評価を高めるためにこういった努力をしてきた経験を思い出すのも心の健康にプラスの効果があります。自分のことが好きな人はこういう記憶をとどめやすく、同時に良い気分の思い出としてあとで取り出す習慣がついていたりします。

それくらい物事に対する私たち個人の価値観というのは、行動や習慣に大きな影響力を持っているのです。

つまり、この重要度の高い価値観(Core Values コアバリューと言ったりします)を意識することで、私たちは自分の理想に近づくための好ましい行動を取れるようになるのです。

またコアバリューは個人の行動指針になるだけでなく、目標設定の内容にも影響します。コアバリューは私たち自身を形作る重要な要素のひとつなのです。

イスラエルのヘブライ大学シュワルツ博士は、価値観の転換が人の行動にどのような変化をもたらすのかを実験によって調べました。

実験では、肥満と診断された155名の人たちに「スリムな体型であることは、自分の賢さを示すバロメーターになる」と伝えて痩せることの価値を高めてみました。

すると、このようにただ実験参加者に「痩せると良いことがあるよ!」と伝えただけで、実験参加者は二ヶ月で平均2.03kgのダイエットに成功したのです。考え方をちょっと変えただけでこの効果ですから、驚きの結果だと思います。

普段の暮らしの中でもこのように物事の視点を変えてみることで印象が変わり、状況は何も変わっていないのに、気分がすごく良くなるということがあります。

例えば、ちょっとしたことでずっと苦手だったものが克服できたり、落ち込んでいたけれど物事の別の側面が見えてくることで気持ちが楽になったりということはありませんか? それらもこの価値観の変化がもたらしたことです。

私たちは自分たちで意識できている以上に、自分の中の価値観に生き方の中心である行動習慣を左右されているのです。

この効果を利用して、やらなけれないけない仕事や勉強の良い面に意識のスポットライトを当てることで作業の効率が上がって満足度も上がることができます。やらなければいけないからやるのではなく、自分にとってこういう嬉しい成果があるから好きでやっているという方向に持っていくことで作業そのものを楽しむことができるようになります。

あるいはチームの仲間や同僚、家族の行動習慣をより良い方向へ持っていきたいときなどはプラスの効果や、その価値の高さを示すプレゼンをすることで説得の成功率を高めることができます。まぁ当たり前のことなんですが、今回の研究によってその効果の高さが証明されたということですね。