【クセがすごい】頭が良い人たちに共通するちょっと変わった思考習慣

やる気・モチベーションの心理学
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秀才や天才には共通点がある

自分自身を大切にできる人は能力が伸びていきます。

自分が持つ能力や個性を伸ばすということは、自分の時間を才能の開発にあて、それに集中するということです。

当然、無理をしていたり努力自体が辛くては続きません。私たちの頭には我慢できる許容範囲があり、それは普段私たちが思っているよりもすごく小さいものです。

そこで、集中力を維持するために必要な作業が出てきます。それが自分自身を大切にするということです。

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集中するには健康が大事

具体的に言うと、自分自身を大切にするとは「肉体と心の健康を保つ」ということですが、頭の良い人たちはこれを無意識的にやっています。彼らはこれまでの経験から、そうすることが成功に繋がると知っているのですね。

肉体の健康も心の健康もお互いがお互いに作用し、状態の変化も連動しているので、どちらの場合も健康の維持の仕方は基本的には同じです。このブログでよく言っているように、運動、睡眠、食事です。健康絶対三大要素とも呼べるものです。

睡眠は特に年収を変えるほどの影響力を持っています。健康と幸福が同時に手に入るカテゴリーです。

 

考え方でやる気も変わる

心の健康を維持するためにはこれらの要素にプラスして、認知的な働きかけが有効です。

つまり、特定の考え方ですとか思考法を使って、物事の価値観を別の角度から見たり、「自分なりの評価を下す」ということです。

考え方については、いくつか書いてきていますので、気に入った内容の記事を読んで参考にしてください。

「自分なりの評価基準」とは、自分が良いと思ったものを、まわりに流されずに、素直に良いと評価することですね。

この「自分なりの評価基準」ですが、頭の良い人はこちらの能力も高く、この能力に関連した面白い学習習慣を持っていることがわかっています。

その面白い学習習慣とは、自分自身を褒める!ということです。

 

賢い人ほど自分を褒める!

実は、頭が良い人、学校の成績が良い人は他の人たちに比べて、一人でいるときでも自分自身に話しかけて自分を励ましたり褒めたりするという習慣を持っています。

自分自身に話しかけることが学習面でプラスの影響をもたらすのです。面白い心理効果ですよね。一見すると変な人のようにも見えますが笑。

どうして自分に話しかけると学習能力がアップするのかというと、これが先ほど言った心を健康にする認知的な働きかけになっているからです。

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自分に話しかけることで心が健康に!

考えてみてください。励まされたり褒められたりすると、人はどんな気分になりますか?

ひねくれた性格でなければ、基本的には嬉しいですよね。つまり、気分が良くなり、勉強中でも心の健康が高い場所で維持できるのです。

自分で自分を褒める場合も同じです。普通に考えると自分で褒めてもあまり意味がなく、人から褒められないと効果がないように思えます。

しかし、脳みそというのは意外なところで単純な構造になっていまして、実際には自分で自分を褒めるだけでも、他人から褒められたときのように、十分に心理的にプラスの効果があるのです。

 

独り言が多いと成績が上がりやすい

アメリカ、ミシガン州立大学で心理学を研究しているジョエル ブロフィー博士は、自分で自分に話しかける習慣を持った子供達は成績が向上しやすいという法則を見つけました。

ブロフィー博士は、自分で自分を褒めることはそれ自体が報酬になり、おかげで努力することをいとわなくなり成績が良く伸びるようになるのだと言っています。

博士の言う通り、自分で自分を褒めること自体が報酬になってやる気が上がるのですね。そして、この報酬の設定が物事を根気よく続けるために必要な要素の一つなのです。

どんな強靭な心を持っている人でも、努力していることがうまくいかず思っていたよりも成果が出ないと落ち込んでしまいます。そうなると、やっている作業が大きな苦痛になってしまい、努力は続かなくなります。

 

報酬が集中を保つ秘訣

ただでさえ勉強や自己成長のための新しい挑戦というのはエネルギーを使います。

新しいことは、普段から行なっている慣れている作業よりも、ずっと疲れます。そのせいで肉体的なエネルギーも、心のエネルギーも消耗してしまいます。

そんな状況にあって自分の努力が無駄に終わっていると感じれば、当然ですが私たちは作業を中断したり、その作業自体を嫌いになってしまうのです。

ですから、この努力の失敗を防ぐために目標と報酬の設定が重要になります。

しかし、長いスパンの目標の場合は、報酬が手に入るまでの間、ずっとエネルギーを消耗し続けることになり、必ずエネルギー切れを起こします。

 

短期的な報酬を設定しよう

そこで、エネルギー切れを起こす前に、作業自体が楽しく感じられ好きになれるような報酬を用意するのです。それが自分を褒めるという行為です。

賢い人たちはこの脳みそのシステムを直感的に理解し、うまく利用していたのです。

彼らは自分で自分を褒めることで短いスパンで努力に対する報酬を与え、努力を必要とする作業中でも自分の気分が常に良い状態でキープできるように手を打っていたのですね。

 

学習効果もアップできる

さらに言うと、自分が学習している内容を言語化することで頭に入りますし、まだ理解できていないところとすでに理解できているところが明白になります。

自分が何をわかっていないのかを理解していれば、そこに重点的に学習の時間をあてることができ、さらに成績がアップできるという流れが作れます。

つまり、勉強が得意な人たちは、自分で自分を褒めることで気分をコントロールすると同時に自分で自分に勉強内容や感情について話しかけることで学習効果も倍増させていたのです。

この独り言学習術は、勉強はもちろん仕事でも使えますので、一人で仕事する場合は(別に周りに人がいても全然いいのだけれど)自分で自分に話しかけて自分を鼓舞してあげるといいですね。

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自分で自分に話しかけると成績が上がる
自分で自分を褒めると努力が続きやすい
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