浮気な人はなぜモテる?
浮気する人がモテる理由は心理学的に存在します。
もちろん、顔が良いですとかスタイルが良いという身体的な魅力に関する理由や、異性の扱い方がうまいというコミュニケーション技術的な理由もあります。
人間に目がついているのは視覚的に物事を見て判断するためですから、見た目の良い人間はそれだけ良い評価を得やすいのは間違いありません。
そして、他者から良い評価が得られやすいということは、それだけ恋愛をする機会にも恵まれるというです。別の言葉で言い換えると、見た目が魅力的な人ほど恋の誘惑が多いのですね。
コミュニケーション能力と男性ホルモン
また、人間は社会的な動物ですから、コミュニケーションが上手な人ほどモテるのも間違いありません。
コミュニケーションがスムーズに行えるほど人間関係が良好に保てますから、それだけ幸福度や生存確率が上がるのです。
他にもホルモンの影響で見た目や性格が変わって浮気しやすくなるということもあります。
こちらも生物学的な理由ですので、かなり強力な浮気行動要因となります。遺伝子の影響力は、絶対のものではありませんが大きいことには変わりありません。
なので、一般的によく言われるように男性ホルモン(テストステロンなど)が多い人ほど恋愛に対しても積極的となり、本命以外の人と浮気もしやすくなります。
安心感や自信は浮気癖を加速させる
もうひとつ、浮気をする人の気持ちを強く後押しする心理作用が存在します。それは安心感や心の余裕など、メンタル面での影響力です。
浮気をする人たちは心に余裕があるために、そうでない人たちと比べて人々に魅力的に映り、異性にも好意を持たれやすいという特徴があります。
まず、大前提として浮気をするというのはどういうことでしょうか?
浮気とは、決まった恋愛パートナーやすでに付き合っている人がいる状態で、別の相手と恋仲になることです。
この「すでに付き合っている人がいる」という状態が、浮気をする人に自信と安心感を与えてくれ、彼らを浮気行動に走らせてしまうのです。
言い方は悪くなりますが、このような有利な状況にいる場合「浮気がうまくいかなくても自分にはすでに相手がいるから問題ない」と浮気する人は考えるようになります。
あるいは異性によくモテる人たちもそうです。自由に選べる選択肢が多ければ多いほど、私たちは権威を持つことになり、権威を持った人は心理的に強くなります。
安心を持つ心理術
ペンシルバニア大学のギリハム博士は、複数の選択肢を持っておくことで私たちは心理的に安定できるようになると言っています。
別の選択肢やキープがあるという安心感や、人に好かれている自信があるので、そういう人は気軽に異性を口説きにかかることができるのです。
まぁ少し良い言い方をすると、あんまり深くは考えていないのですね。深刻になっていないと言うか、言い訳のセリフでよく聞くように、「ほんの遊び心」で浮気しているのです。
浮気を防ぐ心理テクニック
しかし、この心理を逆手に取って浮気を防ぐ方法もあります。相手から安心感を取り除くのですね。
つまり、「この人は自分とは絶対に別れない」と考えているから、浮気ぐせのある人は軽率な行動に出るわけです。
この自信と安心感を砕くために、浮気を防止したい人は相手よりも上に立つ必要があります。
別れるかどうかの決定をこちらで保有し、相手にこちらの機嫌を取らせるように仕向けるのです。
このへんは恋の駆け引きと同じですね。簡単に相手にすべてを許さない、自己主張する、相手にお願いをして自分のために動いてもらう、といった方法があります。要するに相手の心をドキドキさせておくんですね。
つまり、恋愛で使えるテクニックがそのまま浮気防止にも使えます。ですから恋愛相手に対するNG行動は控えましょう。気持ちが遠ざかる原因となります。
それでもうまくいかず浮気される場合
ただ、この方法でも相手が他者から言い寄られることが多い場合はうまく機能しないことがあります。
実際にあなた以外に言い寄ってくる浮気相手や次の恋愛相手など、その人には他の選択肢がいるので、こちらが思わせぶりな態度をしても効果がないのです。
つまり、この方法は、相手がこちらにべたべたに惚れている状態が前提となるのです。相手が「自分と一緒でなければダメだ」と思ってくれないのなら素直に諦めるしかありません。
その場合には、ひたすら相手のことを見返せるくらいに自分が魅力的になって成長するしかないです。まぁ恋愛はそういうものですが。
とはいえ、一応、恋の駆け引きの心理術は使ってみるといいかもしれません。それで相手の気持ちを振り向かせることができたら、それに越したことはありませんからね。
複数の選択肢を持つことで人は安心する
浮気ぐせのある人は恋愛に対して自信と安心感を持っている
浮気を防ぐには相手を安心させすぎないようにする