小さな成功を喜べるかどうかが仕事の満足度と人生を決める

やる気・モチベーションの心理学
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小さな成功体験が与える影響力

小さな成功体験に目を向けられるかどうかが、私たちの人生を左右します。

小さな成功体験がそこまで重要なのは、大きな成功は時間もかかるし、そこに至るまでストレスや恐怖を抱えなければいけないからです。

もちろん、それを含めて楽しめればいいのですが、なかなかそううまくメンタルコントロールできない場合も多々ありますよね。そんなふうに簡単に思うように行くなら悩んだりなんかしないですものね。

 

我慢は長くは続かない!

そこで、結果が出やすく作業自体もこなしやすい小さな成功体験を日常的に積み重ねることによって自分の気持ちやモチベーションを維持し続けることが大切になってくるのです。

努力し続けるためには、このモチベーションの維持は欠かせません。

我慢はそう長くは続かないものです。人間は楽をしたり簡単な方に流れる生き物だからです。

しかし、小さな成功体験から生まれる報酬によって、我慢ではなく、楽しいという感情で努力を続けることができるようになります。

小さな成功体験を得るためには小さなことに目を向ける必要がありますが、そうやって課題を細分化したり目標や行動のハードルを自分の思うように上下させることは大きな成功にも役立ってきます。

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仕事の満足度を上げる小さな成功体験の仕方

小さな成功体験は最終的な大きな成功につながるだけでなく、仕事全体の満足度を上げてくれることもわかっています。

アメリカ、フロリダ アトランティック大学のデビット ニーベン博士は、大きな成功ばかりに目を向けるのではなく、小さな成功を喜べる人の方が仕事の満足度が22%も高いということを発見しました。

このブログでもたびたび出てくる、スモールステップの原理ですね。大きな課題を解決したり目標を達成するのはハードルが高いので、小さなことからコツコツとやっていきましょうというやり方です。

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自信と実力をつける成長方法

一見すると、そんな小さなことをして何になる?と思ってしまいがちですが、どんな目標も始めは小さいハードルから設定してそれを越えていかないと実力がついてこないのですね。

さらに良くないことに実力がついてこないと、次のハードルを設定するための自信もついてこないので行動しなくなってしまいます。誰でも失敗して恥をかくと思っていることはやりたくないのです。

自分を変化させたり成長させるときに一番の問題となるのは、この行動力です。成功するためには何はともあれ行動し続けることが必要なのです。

そして、行動し続けるためには成果が出ていることに喜び、作業を楽しまなくてはいけません。

 

小さな成功体験は行動力を上げてくれる

つまり、小さな成功体験の獲得は仕事の成果と満足度の両方を手に入れる方法なんですね。

始めの頃は本当に努力の成果が小さすぎて、他人にバカにされたり、自分でも「こんなことをしても意味がないのではないか?」と不安を感じてしまうこともありますが、そういうときにこそ小さな成果を大切にすることで心理的な困難を切り抜けられます。

 

小さな成功体験は大きな成功の道しるべになる

さらに言えば、小さな成功体験は自分が進んでいる道が間違っていないかという指標にもなります。

成果が出ることで正しいやり方と方向性で努力していることがわかり、無駄な努力をしなくて済むようになるのです。

理論上、目標に対する無駄な努力というのは必ず存在しますので、それを省いて成功まで自分の導くこともまた努力の一つです。

つまり、続けるための努力と正しい道を行くための努力の2つをこなすことに役立つのが、小さな成功体験なのです。

というわけで目標がある人は、小さな成功体験とそれがもたらす成果について考えてみましょう。それが見つからない場合は、ひょっとすると間違った方法を用いているかもしれません。

  • 小さな成功を喜べる人は仕事の満足度が22%も高い
  • 小さな成功を積み重ねることが大きな成功につながる
  • 大きな成功や目標ばかりを追いかけるのではなく、小さな成功を大切に!

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