散らかった場所で作業をするとクリエイティブになれる!

やる気・モチベーションの心理学
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散らかった場所にもメリットはある

実は散らかったデスクでの作業をするとクリエイティブ思考になるという大きなメリットがあるのですが、デメリットとして不健康な生活習慣をしがちになるだらしのない性格になってしまいます。

 

2013年に行われたミネソタ大学カールソン経営大学院のキャスリーン・D・ヴォースとジョセフ・P・レッドデン博士らの研究から、綺麗な作業環境にも散らかった作業環境にも、それぞれメリットとデメリットがあることが分かっています。

 

綺麗な場所で仕事をすると幸せになる 

実験の結果、綺麗に整理された机で作業をした学生は、汚く散らかった机で作業をした学生に比べて、チャリティに寄付をする確率が上がり、不健康なジャンクフードも避けるようになったのです。

 

数字にして、片付いている部屋の人の82%が寄付をしたのに対し、散らかっている部屋の人の場合は大幅に減って47%の人が寄付しました。

 

また、チョコレートとリンゴを選んでもらったところ、片付いている部屋の人の67%がリンゴを選んだのに対し、散らかった部屋で働いている人の場合は20%だけがリンゴを選びました。

 

そしてその結果、綺麗な机で作業をした学生たちは幸福度もアップしました。綺麗な場所で作業をすることで性格が良くなり、心理的にも肉体的にも健康に良いことをするようになったので、単純に幸福度が上がるようになるのですね。

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汚い場所で仕事をするとクリエイティブになる

また一方で、汚いデスクで作業をした学生は問題解決能力がアップしました。

 

物が散らかっている乱雑な環境は、伝統や常識といった概念を頭から取り払ってくれるためにクリエイティブになれるのです。これとは対照的に、整然とした環境は、長く続いている慣習やより安全な方法を選ぶように私たちに仕向ける心理効果があります。

 

アルバート・アインシュタインのような偉人も作業デスクは散らかってらしいので、クリエイティブになるためにはある程度の犠牲は必要なのかもしれません。

 

というわけで、物が整然と並んだ綺麗な場所と物が散らかった汚い場所には、それぞれにメリットとデメリットがあるということです。

 

別の言い方をすると、綺麗な机で仕事をして幸福度をアップさせるか、汚い机で仕事をして創造性をアップさせるかという話になります。

 

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頭を高速回転させることでポジティブになることができます。具体的には意思決定や思考のスピードを上げたり、文章を読むスピード速くしてみるだけでも自信がついて創造性と行動力が上がるのです。リスクを取りやすくなるというデメリットもあるので常に有効ではないのですが、時々使ってみてください。

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幸福度とクリエイティビティ両方をアップさせる方法

掃除が面倒くさくなければ、例えば「難しい仕事に挑む前は作業場を散らかしておいて、仕事が終わりに近づいたら綺麗に片付ける」という方法を試してみるのもありです。 

 

あるいは綺麗に片付いた作業場所と汚く散らかった作業場所を常に用意しておいて、そのときのタスクに合わせて使い分けるというテクニックもあります。

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綺麗な机で作業をすると性格が良くなり幸福度もアップする
散らかった机で作業をすると性格がだらしなくなるが問題解決能力はアップする
作業内容や目的に合わせて作業する場所を選ぶと良い
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