会話が苦手を克服する方法
思ったように相手との会話が弾まずに気まずい雰囲気になってしまったことが誰でも一度はあると思いますが、こういうときの時間の流れというものはものすごく長く感じますよね。
今回は、会話が苦手な人でもうまく会話が切り抜けられるようになる簡単なテクニックを紹介します。
しかも、紹介するのは、たった一言なので覚えやすい言葉です。これひとつ覚えておくだけでも会話に困ったときにすぐに使えるのでかなり便利なセリフです。
魔法の言葉「あなたはどう思いますか?」
おそらく勘の良い人ならすでに何となく答えが出ていそうですが、その言葉とは「あなたはどう思いますか?」と相手に投げかけることです。
アメリカのニューヨーク大学のアーリン ホークスの研究によると、「あなたはどう思いますか?」と相手を主体とした会話を行うようにしただけで、相手を主体にしなかった会話と比べて58%も会話が弾むことがわかったそうです。約1.6倍の効果ですね。
というわけで、誰かと会話をする時には自分の話をした後に「どう思う?」ですとか「どうかな?」と相手の意見や話を自然と促して会話を弾ませていきましょう。相手を会話の主役にして自分は聞き手に回るイメージですね。
ただ、この会話術を使うときにはいくつかポイントがあります。
否定しない、説教しない
まず、相手の意見を真っ向から否定しないことです。
誰でもそうだと思いますが、「聞いておいて否定するのかよ!」みたいな流れは好ましくないどころか余計に話をしたくなくなりますよね。だってどうせ反対されてしまうんだもの。
もちろん、あまりにも流すことができない意見には、否定の意見であっても、きちんと自分の意見を伝えてべきです。
なぜなら、こちらの気持ちを勘違いされたまま付き合い続ける方が相手と仲良くなる前よりもかえって辛くなってしまいますからね。
人と楽しい会話をするためのコツは過去共有です💡
話をするときに「〜した」「〜してる」という現在の話だけでは、相手は私たちの話に共感できません😵
大切なのはそれをするに至った経緯から話すことです🙆♀️
▶️過去➡︎現在と二部構成の話をすることで、人は話に共感しやすくなります😉
おはよう🙇♂️
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2019年5月15日
正誤の判断をしない
そこで、相手の意見そのものよりも、その意見を持った相手の感情に寄り添う感覚を持つとこの会話術はうまくいきやすいです。「大丈夫かな?」と相手のことを気にかける感じですね。
具体的には、相手の話は熱心に聞いて、こちらで善悪や正誤の判断をしないというのがコツですね。
ただ、この「正誤の判断をしない」というのはけっこう上級者向けの考え方なので、最初はまず会話に慣れるまで相手の話を聞いてみましょう。
自分としても相手に賛成だったり共感できるところを積極的に探すようにすると、相手の話す中で出てくる細かいことは気にならなくなります。
オウム返しの返事をする
あとは「あなたはどう思う?」「きみはどう思う?」と聞いた後に相手の答えと同じ言葉をオウム返しにするというのも昔からあるわかりやすいコミュニケーションの手段ですね。
「あんまり好きじゃなくて」 「そっか、そういうのはあんまり好きじゃないのね」
「牛丼が好きなんだ」 「本当に!?牛丼が好きなの?」
みたいな感じです。本当にこの会話はそのまんま使えます笑。
他にも、相手の答えに驚きながら「?」をつけて、そのまま言い返すという手もあります。こちらもシンプルなテクニックですのでどこでも使えておすすめです。
これだと先ほど言った正誤の判断を自動的にしなくなるので、うまく相手の気持ちが理解できない人は試してみるといいですね。
ちなみに声を大きくして言い返すだけで会話が弾んでいる雰囲気が簡単に出ます。
大切なのは、相手を主役にして話を徹底的に聞いてあげることですね。ただこちらの話を一切しないと、それはそれで気味悪がられるので、相手から質問されたらこちらも適度に答えを返しましょう。
相手を主体にした会話をすると58%も会話が弾む
会話に困ったら「あなたはどう?」&「オウム返しの返事」