幸福度を上げる時間の過ごし方
今回は幸せになるために効果的な意外な心理テクニックを紹介します。そのテクニックとは時間の使い方に関する心理を利用した心理テクニックです。
私たちは幸せなひとときを想像するとき、ビーチに寝そべっていたり、家族と一緒にお家でゆっくり過ごしたり、布団の中でいつまでもぐっすり眠っていたり、といった場面をイメージしやすいのですよね。
しかし心理学の研究によると、実際にはこういったイメージとは真逆の時間を過ごすことが幸福度のアップに繋がることがわかっています。
先述した例とは真逆の時間とは、生活のテンポを早めて充実した時間のことです。つまり、やりたいことややるべきことに囲まれていて、無駄な時間を省いている人は幸せになりやすいのです。
生活のテンポが早い人ほど幸せになれる
オーストラリアのアデライド大学で心理学を教えているジョン ブレブナー教授が男性27名、女性69名に幸福感に関するテストを行ったところ、幸福感の高い人は生活のテンポが一般的な人よりも早いことがわかりました。
生活のテンポが早いというのは、どんなときでもダラダラとは過ごさずに、約束事ややるべきことがある場合には早めの行動を心がけているというような状態です。
行動量を増やすと20%以上幸福度がアップする
そうして普段から早い行動を心がけている人たちは、そうでない人たちに比べて、幸福度が22%も高くなっていたのです。意識して行動のスピードを早めるだけで幸せな感情が増えるなんて面白い心理ですね。
たしかに想像してみると、早めの行動を行うことで焦ることもなくなり、怠ける時間もなくなるので一日一日の時間を充実させることができますよね。
幸せになれる上に好きなことができる
しかもただ幸せになれるだけではなく、生活のスピードも早まるので人よりたくさんのことを経験したり、仕事をすることでお金や成功を手にできるようになります。つまり、一石二鳥の心理テクニックなのです。
もちろん、行動量を増やしたことで好きなことができて幸せになるという相互作用もあります。何にせよ、ゆっくりよりは積極的に早めの行動を取る方が幸せになりやすいのは確かです。
というわけで今回の心理学を参考にして、みなさんもなるべく早めの行動を心がけて生活のスピードを早めていってみてください。
幸せと成功、両方を手に入れていきましょう。