ボランティアをすると健康になる
心の状態が悪化すると肉体の状態も悪化しますが、逆に心が健康になると体も健康になれます。
心と体の健康状態が繋がっているという話はこれまでも何度かしてきましたが、今回はその中でもかなり面白い研究を紹介します。今回の研究のテーマとなったのは、ボランティアワークと健康の関係性です。
実は研究によって私たちは奉仕活動をすることで健康になって病気にもかからなくなることがわかっているのです。
奉仕活動で人生が豊かになり病気も回復する
アメリカ、イリノイ大学で心理学を研究するホーラン博士は、ボランティア活動が私たちの心に与える効果について調べました。
すると、ボランティア活動に参加することで私たちの心と体にかなり大きなプラスの効果があることがわかったのです。
具体的には、ボランティア活動に参加することで私たちは自分の人生の意義を高めることができただけではなく、活動を通して自分たちは健康だという気持ちが強くなり、実際に体が健康になったり病気が回復するといった効果までありました。
奉仕した相手ではなく、他者のために奉仕活動をしている自分自身の病気が回復するのです。すごい話ですよね。
ボランティアをすると病気になりにくくなる
他にもすごい効果として、ボランティア活動をしていると病気にかからなくなるというものもありました。
病気が治るのもすごい話ですが、病気にかからなくなるというのもすごいですね。不思議すぎてここまで来ると多少胡散臭い気もしますが、私たちは人と関わることで健康になったり幸せになったりしますので、その延長効果みたいなものでしょう。
思いやりの心は自分に返ってくる
健康になるための4大要素は、睡眠、食事、運動、人間関係であり、これらの中でも睡眠と食事が大きな健康効果を持っています。しかし、ボランティアをして人と関わり合うことで人間関係が持つ健康効果を十分に受け取ることができるようになるのです。
他者を思いやる行動をするということは私たちの免疫力を心身ともに高めてくれる健康の秘訣です。面倒臭がらずに人と関わり合い、人に優しく生きていきましょう。