【好感度爆上げ】心理的に正しい話の聞き方、アクティブリスニングのポイントを解説

イメージを変える・印象操作の心理学
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傾聴、アクティブリスニングで人間関係が改善

誰かと仲良くなるためには会話は欠かせません。逆に言うと、この会話のスキルさえ磨くことができれば大抵の人とは仲良くなれます。

そして会話の中でも相手の話を親身になって聞くことを意識することで、より相手に好かれるようになります。相手の話を聞くのはコミュニケーションの基本です。

これはよく聞く心理テクニックかと思いますが、意外と正しい話の聞き方を実践できている人は少ないですし、それを自分でわかっている人も少ないのです。それくらい傾聴のスキルを実践することは難しいということです。

そこで今回は正しく相手の話を聞くための傾聴のテクニックについて話していきます。

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もう一度会いたいと思わせる会話術

人間関係やコミュニケーションについて研究している、イリノイ州立大学(アメリカ)のスーザン・スプレッチャー博士は、相手の話に耳を傾けてじっくりと聞くことができれば、相手はもう一度会いたいと思ってくれるようになると述べています。

どんなふうに話すかよりも、どんなふうに話を聞くかのほうが、「また会いたい!」と思わせる好印象をつくるために重要なのですね。

ここでスプレッチャー博士が勧めるのはアクティブリスニング、積極的傾聴と呼ばれる心理テクニックです。

これはカウンセリングで患者さんとの心理的距離を縮めるためによく用いられる手法なのですが、日常生活でも応用することができます。なので、距離を縮めたい相手に対して意識して使ってみてください。

 

アクティブリスニングをするときの4つポイント

アクティブリスニングを使う際のポイントは以下の4つです。

  1. 意味もなく話題を突然変えないこと
  2. 相手の話を突然遮って中断させないこと
  3. 安易な言葉や表現で相手を適当に元気付けないこと
  4. 会話のプレッシャーを相手に感じさせないこと

この4つが相手の話に積極的に耳を傾けるためのポイントです。中には当たり前のように感じる内容のものもありますが、それくらい普段の私たちは相手の話をきちんと聞けていないということです。

特に話を聞く相手が親しい人だった場合や、ある程度関係が構築されてしまった相手だと、二人の会話の形式が決まっており、これらのポイントから外れてしまいやすくなるので注意が必要です。

それでは、それぞれのポイントを順番に解説していきます。

 

意味もなく話題を突然変えないこと

脈絡もなく話題を突然変えることは、会話を退屈なものにさせてしまうNG行為です。

いろんなテーマについて言葉を交わし合うことは大切なのですが、それでも会話は広く浅くではなく、深く狭くを心がける必要があるのです。

例えば、家族の話をしていて相手にも家族のこと聞いているのに少し話しただけで全く関係の無い話題に移ったりすると、何を話したいのかがわからなくて相手は混乱してしまいます

悪い質問の特徴

また、これは悪い質問の仕方の特徴でもあります。「兄弟いる?」「好きな食べ物は?」「仕事何をしているの?」という風にそれぞれに関連のない質問を立て続けて行うと、まるで刑事に尋問されているような気持ちになって相手にストレスを与えてしまいます。

質問することも相手の話を聞くことも大事なのですが、話題がコロコロ変わる尋問形式になってしまってはマイナスです。横につながる会話ではなく、縦に深く掘り下げるを意識するようにしましょう。

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相手の話を遮って中断させないこと

相手がせっかく気分良く話しているのに、その話を遮ったり話題を変えようとすると嫌われてしまいます。

私たちは話をしながらも何となく自分の伝えたいことを織り交ぜようと会話の脚本を頭の中で書いています。なので、自分の中で盛り上がっていた話が途中で強制的に中断させられるとモヤモヤしてしまうのです。

例えるのなら、オチまで行けなかった漫才みたいなものです。やっている方は辛いですよね。

 

話を遮ると相手に否定的なメッセージを伝えることになる

また、会話の途中で話を遮って中断させてしまうことは、「相手の話を聞いていない・聞くつもりがない」というメッセージを伝えることにもなります。これでは傾聴とは真逆の行為になってしまいます。

話を聞いてあげているようでも、意外とみんなやってしまうのが話の途中で自分の意見を言ってしまったり、どうでもいいようなところで質問を加えて話題を変えてしまうということです。

なので、アクティブリスニングを試みているときは相槌を打つくらいにリアクションは留めておきましょう。

 

安易な表現で相手を適当に元気付けないこと

適当な言葉や心無い言葉は、相手を傷つけてしまう原因になります。

これはよく使われている言葉に意味がないのではなく、「本気で心配している」「本気で元気づけている」という情熱や感情が相手に十分に伝わっていないために起こることです。

つまり口だけで心配を装ったり元気づけても、それらは相手にとっては励ましの意味にはならないのです。大切なのは表情やしぐさ、声のトーンや姿勢や視線などを使って、あなたの体全体で話を聞いているという態度を相手に見せてあげることです。

アクティブリスニングは言葉ではなく、体全体で行うというイメージですね。

 

会話にプレッシャーをかけさせないこと

会話にプレッシャーをかけたり、相手の話を急がせてしまうような聞き方や催促は、相手の信頼を失ってしまう行為です。

一生懸命に話しているのに「結論は?」という感じでさっさと話を終わらせようとしたり「時間がないから」と言って、相手の中で話がまとまる前に会話を切り上げてはかえって相手の不満が溜まってしまいます。

そのような話の聞き方は相手に興味がないことを示すことになってしまいます。なので、話を聞くときは十分に時間をかけて相手のスピードに合わせて話を聞いてあげなくてはいけないのです。

 

時間や余裕がないときは素直に伝える

どうしても時間がない場合には、事前に終了の時間を相手に伝えて「この時間までしか話を聞けないけど、よかったら聞かせて」というふうに相手の気持ちに配慮して提案をすると良いです。

すると、相手は「少ない時間を自分のために使ってくれているのだ」と感じて、素直にあなたに気持ちを打ち明けてくれるようになります。

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相手の話を聞いてあげることで会話がしやすくなる

というわけで、人と話すときには今回紹介した4つのポイントを心がけてみてください。

相手の話をうまく聞けるようになるだけで、相手は心地よくあなたに話をすることができてあなたに好印象を抱いてくれるようのなります。

 

相手に話してもらうことが大切

また、そうしてたくさん相手に自分のことを喋ってもらうことで、相手のことをより深く知ることができるようになります。

相手のことがわかれば、こちらから相手の興味のある話題・二人の共通の話題を振ることも簡単になります

親しい人との話し合いが必要なときだったり、相手の信頼を勝ち取りたいときにはこれらの傾聴のポイントを意識して相手の話を聞いてみてください。きっと相手の態度が良い方に変化したことに気付けるはずです。

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