好き好きビームがダメな理由。言い過ぎると嫌われる心理

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好き好きビームは逆効果!

 

好き好きビームですが、これは心理学的には人間が苦手とするコミュニケーションの一つです。

 

基本的に好意というのはうまく伝えられるほど、相手に好印象を与えることができてコミュニケーションも円滑にしてくれます。優しくされたら優しくしたくなる、という好意の返報性の原理が働くからです。

 
しかし、その好意にも、相手に与えていい上限が存在します。それを超えて好き好きビームを放つと、それは好意ではなく心理的には暴力に近い存在になります。

 

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好きと言い過ぎたら嫌われる心理的な理由

 

これは、すでに情報が伝わっているのに、それでも続けざまに相手から過剰に情報を与えられると不快に感じるのと同じです。相手が好きな人でも、わかっていることを何度も言われたら誰でもイラっときますよね。

 

好き好きビームもこれと同じです。好き好き言っている本人は気持ちがいいのかもしれませんが、言われている方は疲れてしまいます。

 

これはコミュニケーションとしてはかなり自己中心的なものに位置します。相手の気持ちを考えずに、自分の気持ちを優先させ過ぎて束縛しているのです。

 

例えるなら、相手が喜びもしないようなプレゼントを定期的に送っているようなものです。この場合、相手はそのプレゼントの処分に困るだけですよね。

 

重い恋愛だと感じてしまう原因

 

さらに、相手に好きだと伝えることは、その見返りを求める行為として相手には自動的に認識されます。

 

最初にも言った返報性の原理が働くので、好きだと言われた人は自然と好意をお返ししなくちゃならないと感じてしまうのです。

 

これが、私たちが好きな相手に対しても「気持ちが重い」と感じてしまう心理的な原因です。

 

過剰な優しさは、たとえ見返りを求めていなくても、相手にとっては負担になってしまうのです。

 

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好きだと言われる過ぎると…?

 

好き好きビームを受け取ると、私たちは相手にもお返しをしようと直感的に思います。これは人間が長い歴史を生き抜いてきた過程で手に入れた本能です。

 

しかし、本人としてはすでに愛情を表現してお返しをしています。それでもまだ相手は好き好きビームをやめなかった場合、好きだと言われている方は相手へのお返しが足りないのだと考えて自分の行動に対して申し訳なくなります。

 

この罪悪感にも似た感情が心理的な負担になって、好き好き言ってくる相手を私たちは嫌いになってしまうのです。皮肉な心理作用です。

 

さらには見返りを求めていると誤解されて信用も失ってしまいます。欲張りだったり腹黒い人だと思われてしまうのです。

 

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好意は伝えても良いけれど相手の気持ちも考えよう

 

繰り返しになりますが、基本的には好意は与えておいて誰にとっても損はありません。プラスの気持ちを隠すよりは相手に伝える方が良いことが多いです。

 

しかし、だからと言ってただひたすら好意を伝えすぎるのもよくありません。好意を伝えると相手もお返しをしなくてはいけないと直感的に感じることを理解して、「好き」の言いすぎには注意しましょう。

 

相手の気持ちを考えずにこちらの気持ちばかりを何度も伝えるのは、愛情ではなく執着です。それは思いやりではなく自分勝手な行為となるのです。

 

 

感謝の気持ちも伝えよう!

 

というわけで、好きだと伝える頻度は状況に合わせて調整して、相手が安心してあなたと一緒にいられる距離感を作ってあげましょう。

 

また、「好き」だと伝えるだけではなく、「ありがとう」や「嬉しい」や「楽しい」など、好意を表す他の言葉や表現に言い換えて気持ちを軽くして伝えると良いです。言葉の引き出しは多めに持っておいて損はありませんからね。

 

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