早起きの心理学 早起きのコツはいかに早寝するか

催眠・思い込み・バイアスの心理学
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早起きしたいなら早寝しよう

早起きのコツはいかに早寝をするかに尽きます。疲れて眠い状態で起きるのと、十分に休息を得て「もうええわ!」という状態で起きようとするのとでは飛び越えるハードルの高さが違います。

 

ハードルを低くして確実に飛び越えるように調整するのが科学を学ぶメリットです。というわけで、今回は早起きする時のハードルを下げるやり方を教えます!

 

また今回は早寝の方法について話をするので、不眠症にも効果があります。夜になかなか寝付けないという人も参考にしてみてください。

 

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早寝のポイント

早寝をするポイントは、

 

1いかに早く布団の中に潜り込むか
2いかに早く眠気を誘発するか

 

の2つです。

 

具体的には、意味もなくテレビを見たりネットサーフィンをするといった時間を削る、夕食と入浴の時間を早い時間帯に持ってくる、夜遅い飲み会などに参加しないなどです。時間を決めて、「この時間以降は人と接触しない」と決めるのも効果的です。

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眠りの妨げている活動の時間を縛る

不眠症のための一番良い解決方法は、スマホやテレビなどのデジタル機器を使わない時間帯を決めることです。

 

現代人の不眠の原因となっていて、なおかつ自分自身でもコントロールができるものはこの時間の使い方なので、眠りを妨げる習慣に関しては積極的に時間縛りをしていきましょう。

 

例えば、スマホなどの通知が鳴ると脳みそがその音に勝手に反応して目覚めてしまうので、デジタル機器を使わない時間を決めたら、それらの通知や電源を切っておくことがおすすめです。

 

あなたがいつも何時に起きるかにもよりますが、7〜8時間眠るとして目覚める時間から逆算していき、最低でも睡眠時間の10分前には布団に入っておきましょう

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睡眠を我慢する催眠法

ここまではわりと当たり前の解決法ですね。そこで次に、もっと簡易的な心理テクニックを紹介します。

 

先に紹介したテクニックは眠る前の準備についてでしたが、これからおすすめする睡眠法はベッドや布団に横になってから行うことです。

 

その方法とは、「あえて眠らないようにする」ことです。

 

布団に入ったら、「眠っちゃダメだ、眠っちゃダメだ、眠っちゃダメだ、眠っちゃダメだ」と頭の中で呪文のように唱えるのです。不思議なのですが、これをすると自然と寝つきが良くなります。

 

というのも、私たちは「やるな!」と言われると、逆にそれをやりたくなる心理構造を持っているからです。これはカリギュラ効果、心理的リアクタンスと呼ばれている心理現象です。

 

この心理を利用して「眠るな!」と自分に命令して眠りやすくさせるのです。

 

誰でもテスト前の勉強のときに経験したことがあると思いますが、「勉強しなくちゃ!」と思えば思うほど勉強をサボってしまったり、急に眠気が襲ってきてスヤーと眠りについてしまうものです。

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起き続けようとしてみる

具体的には、わざとやらなくちゃいけないものを思い浮かべながら「今から勉強すれば2時間くらい知識が増やせるんだぞ」「今から仕事を始めれば2時間楽になるんだぞ」と自分を説得してみましょう。そんなことで眠れるようになります。

 

眠ろうとして「考えない、考えない」と言い聞かせるのではなく、起き続けようとして「考えなくちゃ、考えなくちゃ」と言い聞かせることが、この心理テクニックのポイントです。

 

そして、この心理テクニックの面白いところは、早寝早起きができない意志の弱い人ほど効果が出るというところです。意志が弱い人は目的とは反対の行動に意識を向けることで、かえって目的に近づけるようになるのです。

 

なので、早起きして勉強したいけど起きれないんだよーとか、よく寝坊しちゃうんだよーとか、寝る前にスマホいじっちゃうんだよーという人ほど魔法にかかったみたいに眠れます。なぜなら起きて勉強しようと頑張っても、起きていられずに眠ってしまうからです。

 

意志の弱い人はぜひ試してみてくださいね。

 

こんなふうにして自分に甘い人は、その甘さを心理学で逆に利用してしまいましょう。そうすれば、今日から思い通りにスヤーできるようになります!

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