心理学的に正しくお金を使うための8つのポイント
幸せになるためのお金の使い方の続きです。前回のことを軽くおさらいすると、お金は物を買うためではなく経験を買うために使おう、そして自分ではなく他人のために使おうということでした。
今回の心理解説は途中のポイントからですので、最初からポイント解説を知りたい人は過去の記事を読んでみてください。
- 物ではなく経験を買う
- 自分ではなく他人を喜ばせるためにお金を使う
- 一度だけの高い買い物ではなく、複数回の安い買い物をする
- 修理や保証にお金を使わない
- お会計は商品が届く前に済ましておく
- 小さいことを気にする
- 買うものについて事前に調べない
- 人気がある商品やサービスにお金を払う
今回は3つ目のポイントから解説していきます。
一度だけの高い買い物ではなく、複数回の安い買い物をする
私たちの心にはどんな幸せにも慣れてしまうという免疫機能のようなものが備わっています。
この機能のために、好きなものや新しいものを手に入れたとしても、その幸せにすぐに慣れてしまうのです。厄介ですね。
そこで心理学者は、高価な物を買ってすぐに飽きてしまうよりは、安い物に何度も金を出して慣れを防ぐことをお勧めしています。
幸せは分ける
例えば、仕事のあとに家族や友人とお酒を飲んで楽しんでいるとします。
飲み会を楽しむために、新しいお酒に挑戦してみたり新しい会話をしたり、いつもの飲み友達とは違う別の友人を連れてきたり、様々な変化を起こすことで幸せを新しく感じることができます。
これに対して高級レストランにお金を出した場合では、幸せは味わう機会は一回きりです。高級な消費の場合、何度も試すことができないので、その他のバリエーションを楽しむこともできません。
一度きりの大きな喜びと違って、複数回に分けられた小さな喜びは、変化をつけて別の体験に変えることができます。
このおかげで、幸せに飽きてしまうことを防げるのです。
修理や保証にお金を使わない
意外ですが修理や保証は無駄にお金を使ってしまうことにつながりやすいのです。
こちらも先ほどと同じ心の免疫機能が関係しています。実は私たちは幸せだけではなく悪いことにもすぐに慣れていまいます。
買った時は新品のスマホでも、時間が経って摩耗してきてもに気にせず使い続けますよね。この心理を利用して、物に多少の傷がついたくらいでは修理に出さず、心が慣れてくるまで待つと出費を抑えられます。
本当に必要な時だけ修理する
ただし本当に修理や交換が必要だった場合にこれをしてしまうとほかの問題が出てくるので注意が必要です。
なので、本当に新しいものや奇麗なものが必要なのか、を時間を置いて考えるという感じで使うと良いかと思います。不必要な修理や保証をなくすためにちょっと時間を置くのですね。
長くなってきたので、続きの解説はまた次回に行います。