くるちょろ心理学研究所

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ダメな恋人と別れられない理由(有料)

 

 

なぜ傷つくとわかっているにまた会うのか? ダメ恋シリーズVOL.11

女性が恋人と別れるかどうかをどのように決めるのかについて調査した研究では、「相手と別れない」という選択に最も重要な決定要因となったものは人間関係の満足度であることがわかりました。

つまり、二人の人間関係が良い状態なら付き合い続けたい!と思う女性が多いのです。

 

では、良好な人間関係とはいいがたいダメ恋を女性が続けてしまうのはなぜなのでしょうか?

その理由は比較レベルにあります。

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恋人と別れられない心理その1

比較レベル

以前にも解説しましたが、比較レベルは、相手に何かを要求するにあたって私たちが参考にする心理的な基準です。

簡単に言うと、比較レベルが高い人は恋人から多くのものを求め、比較レベルが低い人は恋人が何もしてくれなくても満足できる、というものです。

そしてこちらもおさらいになりますが、相手に比較レベルが高く、あなたの比較レベルが低い場合、ダメ恋に陥りやすくなります。

 

比較レベルが低い人は関係に満足しやすい

比較レベルが低い人は、相手から大したものを受け取れない状況であっても幸せを感じやすいです。

この心理のために、相手がどんなにダメな相手であっても、またどんなにあなたに愛情を示してくれなくても、好きで居続けてしまうのです。

比較レベルが低い人は、そもそも二人の関係に大きな不満が生まれることなどなく満足してしまっています。

だから、自分への扱いのひどい相手と付き合っているとしても、ダメ恋がなかなかやめられないのです。

そして逆に、良い人間関係を長く続けられないという欠点もあります。

つまり、ダメな恋人との付き合いは終わらないのに、優しい恋人とはすぐに別れてしまうのです。これは困りましたね。

 

恋人と別れられない心理その2

優先順位の変化

さらにもうひとつダメ恋がやめられない重要な心理があります。それが優先順位の変化です。

私たちは一度好きになった相手のことをより好きになっていく心理があります。

相手に好きなところがあるから好きになるのではなく、「相手を好きになったから好きなところが見えてくる!」のです。順番が逆なのですね。

なので、相手がちょっと嬉しいことをしてくれると過剰に喜んでしまいます。

他の人だとドキドキしないけれど、好きな人にやられるとドキドキする!みたいな感じですね。このようにして私たちの心に好きなタイプが生まれていきます。

 

好きな人の欠点はより小さく見える

そしてこの心理があるために、相手の欠点が見えたとしても私たちはそれを過小評価してしまいます。

「確かにそこは悪いところかもしれないけれど、そんなに気にならないからいい!」となってしまうのです。

つまり、周りの人からは魅力のない人と付き合っていると思われていても、本人にはまったくそんなふうに思えないのです。

なので、いくら友人や家族が「あなたは利用されている!」「ひどいことをされている!」と言っても、「そんなことないよ~。誰だって欠点はあるし」と思って聞き流してしまうのです。

こうして文章で見てみると、ダメ恋はある意味で洗脳に近いかもしれません。

しかし、誰もが経験したことがあると思いますが、恋愛というのはそういうものです。逆に冷静でいられたら恋に落ちているとはいいがたいですよね。

ダメ恋回避シリーズ

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