くるくるちょろちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

ダイエット中に甘いものを食べたくなったら、マインドフルネスのテクニックで我慢できる

マインドフルネスで食べ物の誘惑に勝てるようになる

2013年にユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで心理学を教えているケイティ・タッパー博士が行った研究によると、マインドフルネスのテクニックを使うことで食べ物の誘惑に打ち勝つことができることがわかっています。

 

マインドフルネスは「頭に浮かんだ思考や感情に流されず、ただその思考や感情を観察する」ことで、新しい認知療法の1つとして取り入れられている技術でもあります。

 

マインドフルネスVSリラクゼーション

実験では、135人の実験参加者たちを3つのグループにわけて5日間チョコレートの誘惑に抵抗してもらいました。

 

その際に、1つのグループにはマインドフルネスのテクニックを教え、もう1つのグループには衝動サーフィンと呼ばれる、チョコレートへの渇望を受け入れ、波に例えてその波に乗るというテクニックを教えました。最後のグループはコントロール群で、心を落ち着かせるリラクゼーションのテクニックを教えました。

 

そして5日間後、チョコレートの消費量を調べてみると、マインドフルネスのテクニックを教わったグループが一番チョコレートを我慢できたのです。

https://kruchoro.com/post-7582/

 

マインドフルネスの効果は3倍!

数字にしてみると、マインドフルネス13g、衝動サーフィン52g、リラクゼーション44gという具合で、マインドフルネスグループの消費量は両グループの3分の1という驚異の結果でした。

 

さらには全体の消費量だけではなく、チョコレートを口にした人もマインドフルネスグループが一番少なく、マインドフルネスで27%、衝動サーフィンで45%、リラクゼーションで45%もの人たちがチョコレートを食べていました。こちらも数字が約半分くらいに減っており、マインドフルネスの圧勝という結果ですね。

https://kruchoro.com/post-1454/

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効果が異なるマインドフルネステクニック

ちなみに実は衝動サーフィン(Urge surfing)もマインドフルネステクニックの一つなのですが、今回の実験で使われたマインドフルネステクニックには敵わなかったようです。マインドフルネスにも効果の高いものとそうでないものがあるようですね。

 

というわけで、次回は実験で使われたマインドフルネステクニックについて詳しく解説していきます。

https://kruchoro.com/post-8273/