朝型の人は真面目で優しくて強調性がある
朝ヒバリタイプは粘り強く物事に打ち込み、協調性があり、愛想よく振舞い、律儀で良心的かつ、人懐っこい性格であることがわかっています。
朝ヒバリタイプは研究者からベタ褒め状態ですね笑。
一方で、夜フクロウタイプの人は、飲酒や喫煙やドラッグといった不健康な習慣と結びつきやすく、計画の先延ばしもしやすい傾向があることがわかっています。
はっきり言うと、夜型の人はだらしない性格になりやすいということです。辛いですね笑。まぁとはいえ、これもなんとなく世間のイメージと合致するかと思います。
夜フクロウタイプがだらしなくなる理由
夜フクロウタイプの人がこういった習慣を獲得しやすい理由は、彼らが好奇心が高く、目新しいものを求める性格的特徴を持っていることと関係しています。
新しいものや冒険やリスクを求めてしまう「新奇性追求気質」と夜フクロウタイプとの関連性は、これまでに行われた複数の研究で明らかにされていますが、この新奇性追求気質が悪い習慣に惹かれてしまう心理的な要因となってしまうのです。
好奇心も持ちすぎると諸刃の剣になってしまうのです。ただし、以前にも紹介した通り、この能力と性格が成功とも結びついているので難しいところです。
朝型は真面目、夜型は好奇心が高い
思春期の若者の動向を調べるために行われた2011年のハイデルベルク大学のクリストフ・ランドラー博士、レナ・サリガー博士らが調査を行ったところ、夜型の若者ほど新奇性追求傾向が高いことがわかりました。
436人のドイツのティーンエイジャー(12歳から18歳)を対象に、クロノタイプと性格的特徴を調べたこの研究では、夜フクロウタイプに目新しさを求める傾向があったほか、夜フクロウタイプとどちらのカテゴリーにも当てはまらないタイプよりも、朝ヒバリタイプの方が、粘り強さと協調性の点で高得点を獲得していることがわかりました。
つまり、夜型の人は好奇心が高く、朝型の人は真面目で人当りも良いということです。
朝ヒバリタイプは愛想が良くて優しい
朝ヒバリタイプのこれらのポジティブな特性は、彼らが人に対して愛想が良く、真面目で良心的な性格の持ち主である傾向があることを示唆しています。
また過去のランドラー博士の研究では、朝ヒバリタイプは夜フクロウタイプよりも積極的に人とコミュニケーションをとる傾向があることを示されていました。
というわけで、今回の研究を見る限りでは、朝型の人の方が全体的には良い人になりやすいようです。別の言い方をすると、朝型の人はチームプレイが得意だったり我慢強さを持っている一方で、夜型の人は好奇心の高さだけが武器ということです。
夜型の人は好奇心の高さをうまく活かそう
今回の研究は夜型の人にはなかなかきつい内容になっていますが、先述した通り、夜型の人はその好奇心の高さを武器にすることで成功を手にすることもできます。あのオバマ大統領も夜型人間ですからね。
それぞれの性格にあった生き方や働き方を見つけることが大切なのですね。