いじめをする生徒の心理的特徴

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いじめっ子は睡眠不足

 

今回はいじめに関するお話です。もしかすると、子どもの睡眠時間を増やすことで学校のいじめ問題を解決することに役立つかもしれません。

 

2011年に行われたミシガン大学の研究で、約350人の小学生を追跡調査したところ、生徒の約3分の1が定期的にクラスメイトをいじめていたことがわかりました。

 

どこの国でもいじめは定期的に頻発しているのですね。

 

また、研究者たちは、行動に問題のある子供たちは、日中に過度の眠気を感じたり、いびきをかく可能性が2倍も高いことを発見しました。

 

つまり、睡眠不足が原因で暴力的な性格になり、いじめが多発しているのではないかということです。

 

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睡眠不足で感情が暴走しやすくなる

 

ミシガン大学のルイーズ・オブライエン助教授は、睡眠障害は脳みそに悪影響を与えると述べています。

 

例えば、睡眠が乱れている場合は、感情を調節する能力と意思決定する能力が損なわれてしまうのです。

 

これによって怒りやすくなったり暴力をふるいやすくなったり、人間関係に問題を抱えやすくなってしまうのです。恐ろしいですね。

 

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始業時間を遅らせることが難しい社会的な理由

 

これまで何度も解説している通り、子どもが慢性的な睡眠不足になっているのは学校が始まる時間が早すぎるからです。

 

しかし、学校の時間を遅らせようとすると様々な問題起こります。

 

ひとつは保護者も子ども合わせて仕事の時間を遅らせる必要が出てきます。しかし、そう簡単にはいきません。

 

また、朝の時間を遅らせることで、放課後に行われる部活動やアルバイト、遊びや運動などの活動時間も少なくなります。

 

学校の登校時間を遅らせようとすると、多くの保護者から反対されるでしょう。

 

つまり、子供の健康のためには仕事の働き方から変える必要があるのです。

 

逆に言うと、会社員がフレックスタイムなどの導入でより良い環境で働けるようになることは、子供のためにもなるということです。ぜひ検討をしてみてください。

 

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参考資料

 

The Science of Internal Time, Social Jet Lag, and Why You’re So Tired

https://www.brainpickings.org/2012/05/11/internal-time-till-roenneber/

Sleep and the Teenage Brain

https://www.brainpickings.org/2013/07/17/sleep-and-the-teenage-brain/

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