血糖値が高いと記憶力が悪くなり認知症のリスクも2倍上がる

アンチエイジング・年齢・老化の心理学
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高血糖で脳みそにダメージ

ドイツで行われた研究によると、血糖値が高いと記憶力も悪くなる可能性が示唆されています。

 

高い血糖値が体に悪いのは周知の事実ですが、体だけではなく脳みそにまでダメージが及ぶ可能性があるのです。

 

高血糖は記憶力を悪くする

2013年にドイツ、ベルリンのシャリテー大学の研究者アグネス フレール博士は、慢性的に血糖値が高くなると、思い出すことができる単語の数が少なくなることを実験によって発見しました。

 

実験では、糖尿病を患っておらず記憶障害の兆候もなかった141人、平均年齢63歳の人々を募集し、記憶力テストと血糖値検査を行いました。

 

すると、慢性的に血糖値が高い人ほど記憶力を測るテストの結果が悪かったのです。

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高血糖の人は海馬が小さくなる

さらに、血糖値が高い人は海馬(記憶に関する脳の器官)のサイズが小さい傾向もありました。

 

血糖値の変化は感情の変化に影響するのですが、認知症と糖尿病に関連性が見つかっているように、血糖値は私たちの記憶力の状態にも関係しているようです。

【記憶力UP】勉強したあとで運動をすると覚えられるようになる
 

 

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高血糖で認知症のリスクが2倍になる

またフレール博士によると、2型糖尿病の患者で血糖値のコントロールが苦手な人は認知症のリスクが高いことがわかっています。2型糖尿病の高齢者は、認知症を発症するリスクがほぼ高くなるのです。

 

ただしこちらの研究はまだ予備研究の段階なので、高血糖と記憶力に相関があるとははっきりと断定できないレベルなのも事実です。

 

しかしそれでも血糖値のコントロールに気を使うに越したことはありませんので、食生活と運動習慣は普段からきちんと整えておきましょう。

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