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逆に子どもを傷つける!親が我慢をしてはいけない心理的な理由

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我慢してはいけない理由

人の親になると何かと苦労が増えてしまいますが、だからと言って我慢をすれば良いというわけではありません。実は親御さんも子供に対してもっと素直になって良いのです。

母親でも父親でも、無理をして明るく振舞ったり、子どもの前で強がってみせる必要はなく、辛い時には辛いということをはっきりと示して良いのです。むしろそうしないと、子どもを傷つけてしまうことになります。

実は本当は疲れているのにも関わらず、「自分は親なのだからしっかりしないと」と子どもの前で気丈に振舞おうとすると、かえって子どもの心理に悪影響を及ぼすということがわかっているのです。

辛いことを無理に我慢することは親自身の心の健康だけではなく、子供たちの心にも被害が出るのです。

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親の嘘は子どもに必ずバレる

たとえば、あなたが子どもを持つ親で、子どもがそばにいる時に疲れてしまったりネガティブな感情を持ってしまっても、その気持ちを隠して何もなかったかのように明るく振舞う必要はなく、子どもに素直に伝えて接した方が良いのです。

素直に過ごした方が親子双方にとってプラスになる心理学的な理由としては、私たちはどのみち負の感情を隠すことはできないからです。

あなたが心に持つネガティブな感情は、隠そうと思っても表情やしぐさに出てしまいます。そしてあなたと一番近い距離にいて、あなたに一番大きな関心を寄せている子供たちはその変化に敏感なのです。

このような理由があるので、親だからと言って、そして子どもの前だからと言って、無理に強がる必要はないのですね。本音を話すことも親子の間の大切なコミュニケーションの一つなのです。

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https://twitter.com/kruchoro/status/1072400291981656064

親がストレスを抑えると子供がストレスを感じる

アメリカ、ワシントン州立大学バンクーバー校のサラ ウォーターズ博士は、109人の母親・父親を対象に、親の身にストレス性の高い出来事が起きた後で行われる子どもとのやり取りについて調査しました。

親たちは、人前でスピーチをして、さらにはそのスピーチに対してダメ出しを受けるという気分が滅入るような最悪な出来事を終えたあとで、子どもたちとレゴブロックで一緒に遊ぶように言われます。

その際、一部の親は感情を抑えるように、一部の親は自然に接するように指示を受けて実験に挑みました。

すると、無理にストレスを抑えようとした親たちは、レゴ遊びに積極的になれず、子どもと一緒に触れ合おうとしない傾向があったのです。

そしてその親の行動を見て、気持ちが伝染するように子どもたちも反応が悪くなり、親に対してポジティブな行動を取れなくなってしまいました。

まるでウイルスが感染するように、親から子へとネガティブな感情が伝わった結果、二人の間の親子関係も冷めたものになってしまったのです。

つまり、親御さんが子どもたちのためを思って彼らの前でネガティブな感情を隠そうとすると、皮肉なことに逆に親子仲が悪くなってしまうのです。

この感情の感染の話は以前にもしたことがありますが、親しい友達だけではなく親子の間柄でも起きてしまうことなのです。

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父親よりも母親の感情に子どもは敏感

また、このとき子どもたちは、父親よりも母親が我慢しているということに対して敏感な反応を見せました。

男女の間でこうした違いが出てしまうはっきりとした理由はわからないのですが、ウォーターズ博士の考察によると、どうやら男性である父親は普段から感情を抑えていることが多いので、それだけ子どもへの影響が低かったとのことです。

男性はもともと、社会的な立場から、感情をはっきりと示すことがないので、機嫌の悪いときにわざと感情を隠していても、子どもたち自身はその行動に慣れているので特に気にならないのです。

父親は普段ものっぺらぼうなので、落ち込んでいる父親を見ても子どもは「まぁ父親はいつもこんな顔しているな」くらいにしか思わないのですね。ある意味で悲しい話ですが笑。

しかし、女性の場合は男性よりも感情をはっきりと普段から示して接しているので、辛いことを我慢しているとすぐにその気持ちが子どもにバレてしまって、逆に子どもに気を遣わせてしまうのです。女性の方が感情表現が豊かなのでそれゆえに子どもも母親の感情の変化に敏感に気づくということです。

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落ち込んだ親が取るべき正しい行動

それでは、ストレスやネガティブな感情を抱えてしまった場合に、親御さんは子どもたちとどう接すればいいのでしょうか。

ウォーターズ博士は、健全なやりかたで、子どもたちに対しても素直に感情をさらけ出すべきだとアドバイスしています。

親がネガティブな気持ちを隠してもどのみち子どもたちにバレてしまうし、バレてしまった時の影響も大きいので、最初から素直な感情を子どもに見せてコミュニケーションを取る方が良いのです。

素直な気持ちで接することの大切は他の心理研究でも語られています。相手との関係が長く深いものになればなるほど、表面的な偽装で問題を回避するのではなく、きちんと正直に伝え合って問題と悩みを共有することで、私たちは人間関係を良い状態で維持することができるようになるのです。

これは親子だけではなくカップルや夫婦という間柄にも言えるアドバイスです。

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我慢すると子どもに嫌われてしまう理由

子どもたちは、親の微妙な感情の変化をも察知しています。親の身にネガティブな出来事が起きたことを何も言わなくても直感的に感じ取っているのです。

それなのに当の親たちが、子どもたちにその事実を何も伝えずにいつも通りに振舞おうとすると、親の感情と行動が一致していないことに子どもは混乱してしまうのです。「なんで嘘をつくの?」と頭の中が?マークだらけなってしまう状態です。

親の見た目の感情と、実際にやっている行動とが矛盾しているので、子どもからするとわけがわからなくなってしまうのです。状況も理解できなければ、どう対処していいかもわからないので、親と距離を取るようになってしまうのです。

この混乱のせいで、一緒にいる子どもにも親の感じているストレスが伝染してしまい、親子の仲が悪くなってしまいます。子供からすると、親と一緒にいると頭が混乱するので、なるべく近づかないようにと考えるのです。また、本当のことを話さずに隠し事をしている親のことも信じられなくなってしまいます。

ですので、親御さんと言えども、子どもの前では感情を抑えようとするのではなく、きちんと自分の気持ちを見せる方が良いのです。

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丁寧に説明をしてあげることがポイント

とはいえ、素直に接すると言っても、ただ単に感じている怒りや悲しみをまわりにぶちまけるのではなく、どうして気分が悪いのかということを順序立てて話して教えてあげることが大切です。

ポイントは、ネガティブな感情が生まれた原因となる出来事の始まりから終わりまで、その一部始終を子どもたちにもわかるように丁寧に説明して示してあげることです。

「〜があって疲れちゃった」「〜のせいで悲しくなっちゃった」「〜のあとで元気が無くなっちゃった」というふうに簡単な言い回しでいいので、ネガティブな感情が生まれた経緯を説明してあげるのです。

さらにはネガティブな感情の原因となった問題を解決する過程を見せていくことが教育にもなります。子どもたちは、親がネガティブな感情を自分で解決していくプロセスを知ることで、自分の感情を調整し、問題を解決する方法を学んでいきます。

そうすることで、子どもたちは「問題は解決できるものなのだ」と理解していくのです。具体的な問題の解決法を知ることで、「こういう時はこうすればいい」「こんな失敗をしてもこうやって努力すれば自分でもなんとか問題を解決できるんだ」と生きていく知恵を自信をつけていきます。

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親だって怒っていいのです。親は聖人君主ではなく、子どもと同じ一人の人間なのです。しかし、ただ怒るのではなく、その感情とどうやって折り合いをつけていくか、子どもたちに話してあげることは大切です。じゃないと子どもは同じ問題や悩みを抱えた時に絶望して無気力になってしまいますからね。

というわけで、気分の落ち込むことやイライラすることがあっても、「今回は失敗しちゃったけど、また勉強して次はうまくできるようになるね!」というように、失敗からでも十分に学べて成長できるのだという姿勢を子どもに見せてあげましょう

怒っていたり、悲しかったり、疲れていたり、不満だったりするときは、子どもと一緒に時間を過ごす前に、そのネガティブな感情を素直に伝えて、親子で一緒に成長する時間に変えてあげれば良いのです。

たとえネガティブなものであっても感情を無理に隠す必要はありません。辛い時には辛い時なりに子どもに対して素直に接してあげましょう。

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子どもの前であっても親は素直に気持ちを表す方が良い
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