くるくるちょろちょろ心理学研究所

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ウイルスや病気、肉体の老化を防いでくれるオートファジーを解説

オートファジーとは?

今回は人が生きるために必要な機能の一つである、オートファジーについて解説していきます。

 

オートファジーは、ニューメキシコ大学の細胞生物学教授ヴォジョ・デレティック博士や、ミシガン大学のダニエル・クリオンスキー教授のほか、日本では2016年にはノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅栄誉教授(自然科学研究機構基礎生物学研究所)が研究対象としているものです。

 

オートファジーとは、細胞内の環境を改善してくれるシステムのことです。オートファジーはいわば細胞のお掃除機能であり、細胞内にある不要な物質を捕らえて分解してくれています。この掃除機能が身体の健康を保つ上で重要なのです。

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細胞内のお掃除をしてくれる

オートファジーの機能は幅広く、細胞の掃除以外にも役割があるのですが、一番有名なのがお掃除機能です。

 

正しく機能しなくなったタンパク質や細胞(細胞小器官)は細胞内に溜まっていき、やがては問題を起こし始めてしまいます。オートファジーは肉体に問題が起きる前にこれらの老廃物や不要物を取り除いてくれるのです。

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エネルギーを生み出し病気を排除してくれる

また、細胞が飢餓状態に陥ったときに、タンパク質などの細胞構成物質を消化し、生存に必要な栄養やエネルギーとして供給する機能も持っています。

 

さらには外部から侵入してきた病原体を捕らえて分解することもできるので、オートファジーは病原体に対する免疫にも関係しています。

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オートファジー機能が弱まると老化や病気に繋がる

上記のようにオートファジーは人間の体の様々な場所で活躍しているため、オートファジーの働きが悪くなってしまうと、肉体に大きな不調や悪影響が出てくるようになります。

 

例えば、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患では、不十分なオートファジーが問題になっています。加齢に伴ってこういった神経変性疾患やがんなどの罹患リスクが増えるは、オートファジー機能の低下に原因があるかもしれないとも考えられているのです。

 

老廃物や異常なタンパク質や細胞を効率良く掃除できなくなれば、細胞内に溜まっていき、それにつれてほかの細胞へのダメージも増えていきます。そしてやがては病気を引き起こしてしまうのです。

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健康習慣がオートファジー機能を高めてくれる

こうした理由があるので、私たちはオートファジーが正常に機能してくれるように定期的に肉体のメンテナンスをする必要があります。

 

そのためのメンテナンスが睡眠や食事や運動といった健康習慣です。運動しなくなるとオートファジーの機能が低下するので、老化が早まったり病気にかかりやすくなるのです。だから健康習慣は重要なのですね。

 

不健康な習慣を続けると細胞が不要物や老廃物を掃除できなくなってしまうので、気をつけましょう。

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