くるくるちょろちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

どれだけ時間があっても人は満足できない!決断力を高める時間の使い方とは?

時間がある=良い仕事ができる?

実は時間があるからといっても、そのおかげで良いものが制作できたり、良い仕事ができるとは限りません。

 

むしろ時間をかければかけるほど、私たちは手を抜くようになって仕事の質が低下する可能性があるのです

 

人は余裕があればあるほど楽観的な思考になるので、余裕があるうちはなるべくエネルギーを温存しようと考えてしまうようになってしまうからです。

 

テスト勉強を始められない理由

テスト勉強や資格勉強をすぐに始めないのはこの心理のためです。研究の結果から多く人が期限の定まっている勉強をすぐには始めないことがわかっていますが、これは締め切りに対する考え方が私たちにそのような行動をさせてしまうのです。

 

なので、行動を素早く起こすためには時間を多く使うのではなく、心理的にうまく使う方法を身に着けなければいけません。

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豊富な時間は後回しに使われる心理

アメリカで交渉の心理学を研究しているカーネベイル博士の研究では、私たちは、たとえある作業に十分な時間をかけたとしても、良い結果が出せるわけではないということがわかっています。

 

どうやら時間があればあるほど、私たちは頑張るどころか手を抜いたり先延ばしをしてしまう癖があるようです。

 

人間は最大まで怠惰に過ごす

人間には持っている時間の中で最大まで怠惰に過ごすというシステムが組み込まれているために、使える時間が多ければ多いほど、それは無駄に浪費されてしまいます。

 

人間は今を全力で生きるようにプログラミングされ、そうやって過ごしてきた祖先たちが生き残ってきたので、現代の私たちも未来のことを計画したり未来に向けて努力することが苦手なのです

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締切の設定が行動力を上げる秘訣

この怠惰な行動を優先する考え方のために私たちの心理は現在の価値を大きく見積もって、なるべくエネルギーを温存して未来に備えようと考えるのです。

 

この怠惰な心理に打ち勝って良いものを作るためには、ある程度時間を制限するしかありません。なので、多すぎる準備期間は小さく考える必要があるのです。

 

そうすることで、人は細かい区切りの中で最大限の力を発揮するようになります。つまり、私たちは時間がないからこそ、その少ない時間を有意義に使って行動できるのです。

 

タイムプレッシャーを使った時間管理術

たとえば、勉強をしていたり仕事をしているのに自分の怠惰な気持ちが原因で思うように作業が捗らないと感じた場合には、タイムプレッシャーという心理術が使えます。締め切り時間を設けて、やる気が最大化するように時間を管理するのです。

 

締め切りを設けることで私たちは脳みそをフル回転させるようになるので、作業の効率が上がります。

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希少性を使った心理テクニック

この手法は別名、デッドラインテクニックとも言います。デッドライン=締め切りを意識することで、私たちは時間の有限性や希少性を感じて積極的に動くようになるのです。

 

ちなみにこれは交渉や説得の際にも使えるテクニックで、相手がなかなか返事をくれないときには「もう時間がないがないので」ですとか「〜時までに〜しないと」と告げることで相手の決断を心理的に後押しすることができます

 

不動産仲介業者などがよく使っているテクニックですね。「こちらの物件は、すでに他のお客様がご購入を考えていまして~」という感じですぐに判子を押させるように誘導する交渉術です。

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希少性を持たせることでなぜ行動する気になるのか?

私たちは目の前のものが手に入らないと思うと心理的に焦ってきてしまい、相手の提案している内容が段々と魅力的に思えてくるようになるのです。なので、交渉時には相手の心理的発言には十分に気をつけておきましょう。

 

実際の準備期間に余裕を持つことは大切ですが、心理的に余裕を持ちすぎては失敗してしまいます。

 

時間は細かく区切ろう

この失敗を防ぐためにも、長い準備期間や大きなプロジェクトのときには、細かく期間を区切って、不安になりすぎない程度に自分の行動力を引き出す必要があるのです。

 

こうして時間の捉え方を変えることでやる気や思考を自由に操ることができるようになるので、私生活などで怠惰な習慣が身についてしまって困っている人はぜひ試してみてください。

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時間をかければ良いものができるという証拠はない
時間が多ければ多いほど人は怠惰になる
長過ぎる準備期間や大きなプロジェクトの際には細かく時間を区切ろう