くるちょろ心理学研究所

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【LINE心理】デートにつながるLINEの送り方

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デートできる人はどんなLINEを送っている?

 

2019年にインディア大学キンゼイ研究所のアマンダ・N・ゲッセルマン、 ジェンダー研究学部のジャスティン・R・ガルシア、レイクフォレスト大学心理学部のビビアン・P・ター博士らがおこなった研究では、マッチングアプリなどのオンラインデートをしている恋人のいない独身者が、恋人候補となる相手に絵文字を使用する頻度と親密な関係への発展に関連性があるかどうかを調査しました。

 

具体的には、恋人候補者に対する絵文字の使用頻度、直近のデート相手に対する絵文字の使用頻度、親密な行動、そのデート相手と関係が継続しているかどうか、デートの回数、2回目のデート回数、性行動の頻度について調査しました。

 

実験に参加者した人たちはアメリカの住む成人の独身者275名(年齢は18~71歳)で、大多数が異性愛者/ストレートでした(83.6%)。

 

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絵文字を使う人ほどデートをたくさんできている!

 

すると調査の結果、絵文字の使用頻度が高い人ほど、2回目以降のデート回数が多く、過去1年間のキスを含む親密な行為や性行為の頻度が高く、過去1年間のセックスパートナーの数が多いことがわかりました。

 

というわけで、絵文字を使うほど好きな異性とより親密な関係になりやすいのです。

 

また、より頻繁に絵文字を使用した人は、その相手とより頻繁に連絡を取っていることもわかりました。

 

つまり、絵文字を使うと相手からの返信頻度も多くなるのですね。これは覚えておきたい恋愛テクニックです。

 

絵文字は初デートにはつながらない?

 

研究結果は、絵文字を使う人ほど異性にモテてデートの回数が多くなる!というものでした。

 

しかし一方で、過去1年間の初デートの回数と絵文字の使用頻度には有意な関連は見つかりませんでした。

 

つまり、絵文字は、相手がこちらのことを「いいな!」と思っていた場合には効果を発揮し、「あんまりかな」と思っていた場合にはあまり意味がなく、良い印象を与えることはできない可能性があるということです。

 

とはいえ、別の実験では絵文字の使用率と初デートの回数とで関連性が見つかっているため、必ずしも意味がないとは言えません。詳しくは追加研究待ちですね。

 

好きピに対する絵文字の使用頻度

 

調査の対象者となった人たちのあいだで絵文字を使う頻度はかなり高く、「絵文字を全く使わない」と回答した人はわずか3.3%で、ほとんどの人は絵文字を使用する傾向がありました。

 

この割合には絵文字をあまり使わない人も含まれているとはいえ、まったく使わない人がたった3.3%しかいないのは驚きですね。

 

ほかの研究だと絵文字の不使用率はもっと高いので、やはり恋愛関係の相手とは絵文字をより頻繁に使う傾向があるのかもしれません。

 

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絵文字が恋愛関係を発展させる理由

 

絵文字がモテにつながるのは、絵文字を使うことで感情がより相手に伝わるようになるからです。

 

感情や情緒を伝える能力や意欲は、私たちが潜在的なパートナーを評価するための重要な手がかりやシグナルとなっています。

 

どれだけ気持ちを伝えようとしているのか、そして感情の伝え方がうまいかどうかを、私たちは相手と付き合う前に見ているのです。

 

だから感情がより伝わる絵文字を使うことでモテるようになるのですね。

 

相手とより深い仲になるために

 

さらに、最初のデート以降は、恋愛関係の発展や関係の維持を含む対人コミュニケーションにおいて、この情動がより重要な要素となります。

 

いったん仲良くなった後は、人は相手により自己開示をしたり弱さを見せるようになることで人間関係をより深いものに発展させていくのです。

 

つまり、絵文字を使うことで、恋愛にとっても重要な感情情報をパートナーに伝えることができ、それが親密なつながりを成功させ、よりロマンチックで性的な機会を増やすことができるようになるのです。

 

絵文字を使うと相性が見抜きやすい

 

絵文字の使用は社会的つながりに対して重要な意味を持っており、これには親密なつながりも含まれます。

 

最初のデートが必ずしも長期的な関係をもたらすわけではありませんが、そこでは、共通の関心を培い、より深い親密なつながりのための基礎を築こうとする機会を得ることができます。

 

つまり、初デートや絵文字は、将来付き合う見込みのない相手を排除するスクリーニングの役目を果たしているのです。

 

絵文字が初デートの回数増加につながらなかったのは、絵文字のメッセージを送る段階で相手との相性が判断できるからなのかもしれません。

 

話が合わないと思った人にはいちいち絵文字を送らないということも考えられますね。

 

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絵文字は陽キャアピール

 

絵文字の使用は、感情的知性のレベルが高いなど、これまでその人がより質の高い人間関係と結びついてきたことを示すシグナルになります。

 

つまり、絵文字を使う人ほど人間関係に問題が少なく、友達が多く、恋愛経験も豊富なのかも!?と相手に感じさせるのです。一言で言うと、陽キャアピールですね。

 

実際に、パートナーへポジティブなテキストメッセージを送ることは、二人の関係満足度の向上と関連しています。

 

 

使いすぎない程度に絵文字を入れる

 

気になる相手とのLINEに絵文字を使用することで、二人の相性や相手の魅力を評価するための機会と自己アピールの機会が増える可能性があります。

 

おじさん構文のように使いすぎるとうっとうしくなりますが、仲良くなりたい相手とはなるべく絵文字を使っていきましょう。

 

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参考論文

 

Gesselman AN, Ta VP, Garcia JR. Worth a thousand interpersonal words: Emoji as affective signals for relationship-oriented digital communication. PLoS One. 2019 Aug 15;14(8):e0221297. doi: 10.1371/journal.pone.0221297. PMID: 31415640; PMCID: PMC6695182.

https://doi.org/10.1371/journal.pone.0221297