たくさん話をする人がリーダーになる
リーダーに選ばれる人には共通の特徴があります。これはすごくわかりやすい特徴です。しかも天才にしかできないようなことではなく、ごくありふれている特徴です。
リーダーの共通点、それは「たくさん話す」ということです。
お喋りで自分の意見をたくさん伝えられる人は、周りを引っ張っていくリーダーという立ち位置になりやすい社会的な心理傾向があるのです。
発言量が多いと意見が通りやすくなる
1995年の研究では、心理学者である リトルペイジ博士らは、 166人の被験者 に対して、「 砂漠 で 生き残る のには 何が一番 大切 か?」 という質問を投げかけて、それについて 5 人 程度 の グループ で 議論 させるという実験を行いました。
このとき最終的に意見が通ったのはグループの中で最も多くの発言をした人たちでした。より多く自分の意見や考えを言葉にした人が、「この人の意見に従おう」と他の参加者に思わせることができ、リーダーとしてふさわしいと認められて意見が通るようになったのです。
さらに、そのときの彼らの発言には大した知識や発言の根拠といったものはほとんど関係がありませんでした。意外ですね!
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会話は質よりも量が重視される
何もわざわざ無理に小難しいことを言わなくても彼らの発言は評価され、最終的な選択肢としてみんなに選ばれたのです。
つまり、とにかくただ自分の考えを伝える発言さえ繰り返していれば意見が通りやすくなるのですね。
普段の私たちは発言の内容よりも、発言された頻度や言葉の量に対して評価の基準を置いているのです。たくさん聞いた意見はなんとなく受け入れてしまう心理があるのですね。
そして、私たちには「発言の数が多い=知識が豊富な人」と相手を捉える特徴もあります。自信を持って意見を言っている人を見ると、正しい意見のように思えてくるのです。
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お喋りな人がリーダーに選ばれる心理的理由
たしかに思い返してみると、リーダーという立場にある人は発言する機会が他の人よりも多いですよね。
新しいプロジェクトが進むときや新商品が開発されるときなど、チームメンバーにどんなふうに新しいことに挑んでいくか語りかけて一致団結させます。普段は寡黙なリーダーでも大事な場面では発言しますよね。
ですから、「よく話す人=リーダー」という刷り込みが私たちの頭の中にはあるのです。会話量が多いということはそれだけ地位も高いということの証明にもなるのです。
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みんなに選ばれるリーダーになるための習慣
リーダーはよく話すという社会的なイメージがあるので、いろいろな人に話しかけるお喋りな人ほどリーダーの素質があるとみなされることも多いのです。
しかもたくさん話している場面を見られることで社会性が高いともみなされますから、この評価も出世に繋がります。
なので出世を狙うのなら、まずは身近な同僚に対して自分の意見を話しまくるお喋りな人間になってみると良いです!
そこでお喋りなイメージが作られれば会議の場や上司の前でも自分の意見を持てやすいようになりますから、仕事に積極的なイメージもついてきて出世に有利になっていきます。
他の心理研究でも積極的な人は仕事ができるようになる!とあるように積極的な姿勢は成功と結びついているので、日常会話でも積極的に話ができる様になると良いわけです。
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