幸せを左右しているのは人間関係
今回は人間関係が与えてくれる幸せについて話していきます。友だちが少ない人はよく聞いておいてください。
実は私たちが感じている幸せのうち、その3分の1が人間関係によってもたらされていることがわかっているのです。
つまり、人間関係をより良くしていくことで人生の幸福度を大きく高めることができるのです。幸福度を高めたい人は今回の研究を参考にしてみてください。
幸福度の3分の1を左右する人間関係
香港大学の心理学者であるクワン博士は、人間関係が私たちの幸福度の28%を左右しているというデータを発表しています。28%というと約3分の1ですからかなり大きな割合を占めていることになります。
意外と大きな数字ですよね。もちろん人間関係の大切さは日々の生活の中でよく感じている人も多いかと思いますが、それにしてはあまり効果的な対策が打てていないというケースも多く見受けられます。
気分が悪くなる相手とは付き合わない
ここまで心理的な影響力の大きいにも関わらず、人間関係を選ぶ自由が少ない設計に現代の暮らしがなっているからです。
特に多くの時間を過ごす場所である学校や職場の人間関係は自分で選んだというよりも選ぶ余地がなく自然と決められています。
人間関係がうまく行かなければすぐに相手や場所を変えるのが理想ですが、学校や職場の変更はそこまで容易ではありませんよね。嫌でも今は付き合わなければいけない人たちがいる、だからこそ多くの人が人間関係に悩んでしまうのです。
先ほども言ったようにウマの合わない相手とは会う回数を減らすなどして付き合わないのが理想ですが、どうしてもすぐに関係を断ち切れない場合には工夫が必要です。そこで人間関係を良好にしてストレスを減らす方法を2つ紹介します。
人間関係のストレスを減らす方法
人間関係を良好にするポイントは2つあります。1つは相手があなたに何を望んでいるのかを主張してもらうこと、そしてもう1つは同時にあなたが相手に何を望んでいるかを主張すること、この2つの作業が重要です。
人間関係の問題はお互いに相手の考えや感情を決めつけてしまうことから始まります。そして自分自身も仲の悪い相手に自分の情報を伝えないのでさらに悪い思い込みが激しくなっていきます。だからこそ、付き合わなければいけない相手には素直な気持ちを伝えれなければいけません。
素直に話し合う場を設けてお互いの立場を表明し考えを合わせることで、それぞれの目的に沿って協力できるようになるのです。
普段から話しかけて先手を打っておく
きちんと話し合って素直に自分の気持ちを話したり困っていることを伝えれば相手は意外と歩み寄ってくれるものです。
また、苦手な相手との普段のコミュニケーション量を増やしておけば真面目な会話もしやすくなります。
重要なのはお互いの気持や考えを伝えあって柔軟に問題の解決を進めることです。まずは苦手な人との会話を交わすところから始めてみましょう。