心理学でやる気は上げられる
やる気を上げられるかどうかで人生は決まる、と言っても過言ではないです。
心理学の研究者の中には「やる気なんて存在しないから気にするな」とおっしゃる方もいますが、私の考え方は別でして、肉体的な活性度と同じように精神的な活性度もあるから、うつ病などの精神病で苦しんだり、叶えたい夢や目標があっても挫折してしまうことがいるのではないかと考えています。
そういう考え方を取ると、やはり成功や幸せの秘訣というかターニングポイントとなるのは「やる気」です。
やる気がなければ行動ができず、行動ができないとやらなければいけないことや好きなことも何もできなくなるからです。
私自身も「やる気が起きなくて何もしたくない〜」という経験が多々ありまして、そんな私的な事情も相まって最近はやる気の心理学について調べていたりするのですが、そこで面白い研究を見つけたので今回をそれを紹介したいと思います。
やる気が無くなる理由
「そもそもやる気が無くなるのはなんでなのですか?」っていう話をします。というのも基本的には私たち人間は好奇心たっぷりの生き物なので、やる気なんてものを意識しなくても行動することができるのです。
にも関わらず、ある場合にはやる気がなくなったり、やる気を発揮しなくてもいいもの(タバコとかお酒とかお菓子とか)にやる気を発揮してしまうことが多々あります。やる気のエラーとも呼べるものです。
このやる気のエラーを少なくすることで、やるべきことをきちんとこなし、やるべきでないことを避けることができる人生を手に入れられます。
体調が悪いとやる気が無くなる
やる気が無くなる主な原因の一つは体調です。
体調が悪いと、当たり前ですが、体も頭も動かしたくなくなります。肉体を使ってアグレッシブな運動なんかしたくないし、頭を使ってインテリジェンスな知的活動もしたくなくなります。
そうなるとただ横になって体を休めたり、ぼけーっとして何も考えずに視聴できるような動画を見たくなります。あるいはぐっすりと眠ることで体力を回復させようとしますよね。
というわけで、必要なときにやる気をひねり出すためには体調管理、健康管理が必須となってきます。定期的に運動をし、長時間同じ姿勢を取らないようにし、食べるものにも気を使いましょう。
いつも言っているように、私たちは肉体の調子が整うことで自然と心の調子も整っていくのです。
気分が悪いとやる気が無くなる
わりと普通のことを言いますが、気分が悪いとやる気も削がれます。イライラしていると作業に集中できなくなるのです。
感情のコントロールとモチベーションのコントロールは実は表裏一体だったんですね。これは成功に関する心理学研究でも言われていることです。
気分を改善してやる気を復活させる
しかし、逆に気分が良くなると途端にやる気も復活します。単純すぎて笑えるくらいに単純な構造です。
ですので、やる気が途切れたら美味しいものを食べて休憩するのは実は科学的にも理にかなった手段なのです。
ただし、砂糖やエネルギードリンクの乱用は禁物です。こちらも使い方が重要です。
やる気がなくなったら明るいことを考えましょう。私たちは物事の良い面を見て明るいことを考えることで意欲的になれるということがわかっています。作業を始める前に目的や目標を確認したり、「今日はこれをしよう」と計画を立てることで仕事の効率が格段にアップするだけでなく疲れにくくもなります。
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2018年11月17日
習慣が悪いとやる気が無くなる
気分が良いとやる気が出るということは、やる気を求めたときには常にポジティブでいられるような習慣を身につけておくことが役立ちます。
暗い思考習慣や、すでにしてしまったことをいつまでもクヨクヨと考え込んでしまう反すう思考は、やる気を無くしてしまう原因になります。
また、まわりの生活環境や人間関係も重要です。こういうちょっとしたことでもイメージの影響を受けて私たちの心は疲弊してしまうのです。
つまり、心を強く保とうと思ったら自分の心の弱さや苦手な分野を知っておくことが重要なポイントになります。
仕事や勉強などの作業をする時は、自分の理想とする人物を想像しよう。
私たちの心は理想の人物像をイメージするだけで、その人物像を模倣するかのように変化する。
やる気がなくなった時や作業のパフォーマンスを高めたいと思った時に使ってみても、モチベーションを回復させる効果があります。
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2018年10月25日
明るいことを考えるとやる気がみなぎる
クウェート大学のハッサン博士は、物事の良い面を見て明るいことを考えていると私たちは意欲的になれると言っています。
以前にも似たような心理学研究を紹介しました。要するに好きなものに囲まれていたり、楽しいことをたくさんしている人たちは、そうでない人たちと比べて夢や目標を叶えるためのモチベーションを発揮しやすい状態になるのです。
成功が成功を呼ぶ、成功スパイラル現象ですね。このように勝利が勝利を呼ぶ法則を心理学用語ではトーナメント効果とも言います。
小さな行動を起こしていきましょう。なぜならその小さな成功体験こそが、私たちのやる気をさらに高め、さらなる成長を目指すための自信を持たせてくれるカギとなるからです。どこかへ向かって歩き出すときのように、最初に踏み出した小さな一歩がさらにその次の一歩を呼び、私たちは先へ進めるのです。
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2018年11月19日
明るい未来について考える
未来についてよく考える人たちは幸福度が高いというのも、こういう心理効果が影響している可能性がありますね。
もちろん、明るい未来について考えなくては意味がないので、そこは注意が必要です。嫌なことが起こると想定して暗い未来を描いても良いことはありません。
仕事や勉強などのしなくてはいけない作業をするときには、その作業の前に好きなことや楽しいことを考えて気分を明るくし物事を楽観的に見られる状態を作ってから取りかかる方が良いですね。
今日の自分が、明日の自分を作っていく。
小さな行動が、大きな変化を生み出していく。
挫けそうになったら、自分がどんな人物でありたいのか考えよう。
堕落しそうになったら、今の自分の延長にある未来について想像しよう。
飛躍はしない。未来のあなたと今のあなたは地続きなのだから。
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2018年10月27日
やる気は体調と気分と習慣に左右される
暗いことを考えるとやる気を失う
しかし、逆に明るいことを考えるとやる気が出る