ポジティブに考えることができる人の心理
凡人はすべての出来事を行動しない理由にしますが、賢者はすべての出来事を行動の動機にします。
行動しない言い訳を探している人は、あらゆるチャンスを逃し、体験から学ぶを得ることもありません。
つまり大切なのは、すべての出来事はあなたの行動を促すために起きたのだと考えることなのです。
というわけで、今回はポジティブシンキングをするための考え方について話していきます。物事をネガティブに捉えがちな人は参考にしてみてください。
言い訳ではなく動機として利用する
すべての出来事は言い訳のためではなく、動機のために存在するのです。これは行動をしたり目標を定める上でとっても大切な考え方です。
というのも、私たちは何が起きたかによって行動を左右されるのではなく、起きたことをどう感じるかによって、出来事に対する一つの反応として行動を選択しているからです。
重要なのは起きた出来事をどう捉えるか
同じ出来事を体験しても行動の違いに大きな差が出るのはこのためです。一見するとマイナスに思える出来事でも、その人の考え方ひとつでプラスの体験にすることができます。
つまりプラスだとかマイナスというような、その出来事自体の性質はどうでもいいのです。
大切なのは受け止め方です。起きたことは起きたこととして受け止めて、それを利用してどうプラスの方向性に持っていくか思考することが成長と幸福に繋がります。
ネガティブ思考が得意な人
ただし、私たちには習慣や癖というものがあります。
物事には必ず良い面と悪い面がありますが、たとえば起きたことをマイナスに捉えてそれを言い訳として利用し行動できない人は、物事のマイナス面を最初に見る癖や習慣がついてしまっているのです。
ですから、そういう人たちはプラス面を見る努力が必要になってきます。
ポジティブ思考が得意な人
そして逆に何が起きても明るく元気よく、逆境をも跳ね返してしまう人というのは、このマイナス面がほとんど目に入っていません。だからあまり苦労せずにプラス面に目がいくので、起きた出来事をどんどん動機化して行動していきます。
マイナス面を見てしまう人は年月が過ぎ去っていくたびにマイナス面がどんどん見やすくなっていき、負の連鎖が発生します。
プラス面ばかり見つけるのがうまい人は逆に、良い面ばかりがより光り輝くように見えるので歳を取るたびに人生を謳歌していくようになります。
マイナス面ばかりを見てしまう人は、「この辛い出来事をどうしたらプラスの力に変えられるだろうか」と考えることが大切です。
物事の良い面を見つける習慣をつける
しかし考えれば考えるほど、悲しみの深みにはまってしまうときもあります。そんなときは何も自分で答えを出す必要はありません。たいていの悩みや苦難はすでに多くの人が経験し、克服済みだからです。
ですので、もし悩みの解決方法や物事のプラスの側面が自分で見つけ出せない場合は本を読むなりネットで検索するなりして、他の人が編み出したプラスの考え方を真似ることから始めてみましょう。
それを続けていくうちに自然とプラス思考が習慣化してきて、物事の良い面が素早く、たくさん見られるようになって幸福の連鎖が始まります。
言い訳を利用したポジティブシンキング
ついつい言い訳を考えてしまって行動できない人は逆にその能力を利用すれば良いのです。
つまり、とにかく目の前で起きた出来事を行動しない言い訳ではなく、行動する動機に変えてすぐに行動してしまうのです。こちらの方法もぜひお試しあれ。言い訳は使いようなのです。