感謝の日記をつける
有名な心理テクニックの一つ、感謝の気持ちを書き綴った「三行日記」というものがあります。
これは日常で起きたささいな幸せや感謝の気持ちを、たった三行でいいので日記に書いていくという方法です。
日記に書くことは本当にささいなことで大丈夫です。例えば、「天気が良かった」ですとか「お昼ご飯が美味しかった」というようなものでも効果があります。
むしろ、こうしたささいな幸福に気づくことで幸せを感じやすい体質になっていくのです。何も日記のネタのために大袈裟なイベントに参加したりしなくてもいいのです。
同じ内容ばかり書かないようにする
しかし「どんなささいなことでもいい!」と言っても、同じようなことを書き続けてるとせっかくの幸福度アップの効果も薄れていってしまいます。
なので、ほんの少しのマイナーチェンジでもいいので、前回とは内容の違う新しい種類の感謝(幸せ)を探しましょう。
とはいえ、新しい感謝(幸せ)に気付くことは実際にやってみるとけっこう難しい作業です。そもそもそんなに簡単に感謝に気付けていたらすでに幸せですからね。
感謝の日記は毎日書かなくていい
また、カリフォルニア大学リバーサイド校のソニア・リュボミアスキー心理学教授、ミズーリ大学のケノン・シェルドン心理学教授、カリフォルニア大学サンディエゴ校のデイビット・A・シュカーデ博士らの2005年の研究によると、一週間に三回日記を書いた人たちよりも、一週間に一回だけ三行日記を書いた人たちのほうが幸福度が高かったことがわかっています。
なので毎日書き続けるよりも一週間に一回ですとか数日に一回と間隔をあけて習慣連載みたいなスタイルで日記を書いてみましょう。
嫌なことがあった日に書いてみる
上記のように日記を書く期間をあらかじめ決めていなくても、例えば、最近幸せになれていないなぁと感じたときや、嫌なことがあった日などに書くようにすると良いです。そのほうが労力も少ないので続けやすいですしね。
といった感じで、たった三行の日記を書くだけで幸せになれる方法の紹介でした。
簡単なうえにすぐにできる心理テクニックですので、幸せな気分を高めたいと思ったときに試してみてください。
参考論文
Pursuing Happiness: The Architecture of Sustainable Change