くるちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

【髪型と心理】髪の毛が薄くなってきたら坊主にすると良い!?坊主頭の心理学

 

 

坊主頭で本当に強く見える

 

2012年ペンシルベニア大学ウォートンスクールのアルバート・E・マンネス博士の研究によると、男性は頭の毛を剃って坊主頭にしたほうが、より強くてリーダーっぽく見えると判断されました。

 

この研究では3つの実験をおこない、男性が頭を剃るという行動が非言語行動としてほかの人の知覚にどのように影響するかを調べました。

 

すると、髪があるかないかというたったひとつの違いだけで、髪を剃っている人の方が背が高く、身体的に強く、支配的でリーダーとしてより大きな可能性を秘めているだろうと評価されたのです。

 

つまり、坊主の男性は俳優のジェイソン・ステイサムやブルース・ウィルスのように見えてくるのですね。

 

坊主にすると男らしくなる!というイメージは心理学的にも本当だったのです。面白い心理ですね。

 

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坊主にするだけで背が高く見える

 

最初の実験では、坊主頭の男性は、頭髪のある男性よりも支配的な性格で、よりリーダー向きであると考えられました。

 

2つ目の実験では、デジタル加工処理を施して髪を剃った男性の写真と、髪の毛のある男性の写真の両方の写真を評価してもらいました。

 

すると、坊主頭にした写真では、髪の毛のある写真よりも、背が高く(平均で1インチ=約2.5センチ)、身体的に強い(ベンチプレスの成績が13%良くなる)と認識されました。

 

これはつまり、「坊主=強い」という世間一般のイメージに引っ張られて印象が変わったということです。

 

坊主は老けて見える

 

しかし一方で、頭を剃った人は、魅力の尺度で低く評価され、またより年をとっているように見られていました。

 

身体的魅力が落ちて老けているように見えてしまうのですね。まぁこれは確かにそうですね。

 

もともとつるつる頭髪や薄い頭は人が年老いていることを示すシグナルですからしょうがありませんね。

 

しかし逆に言うと、成熟して頼もしく見える!とも言えますので、デメリットはその人次第でしょう。

 

 

脱毛症に悩む人は思い切って剃るといいかも

 

この研究結果は、脱毛症を経験している男性が、頭髪の剃毛によって対人的地位を向上させることができる可能性を示唆しています。

 

マンネス博士の別の研究によると、男性型脱毛症は、自尊心と身体イメージの低下、ストレスとうつ病リスクの増大と関連していることがわかっています。頭の毛がなくなってしまうだけでメンタルに大打撃なのです。

 

なので、頭が薄くなってきて悩んでいる人は、思い切ってすべて剃ってしまうほうがいいかもしれません。

 

少なくとも、ストレス対策のための一つの手段として、坊主頭にするメリットを覚えておきましょう。

 

頭を剃毛することで、自分に対しても自信がつき、周りから見ても有能な人物として評価されやすくなりますからね。

 

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参考論文

 

Mannes, Albert E. “Shorn Scalps and Perceptions of Male Dominance.” Social Psychological and Personality Science, vol. 4, no. 2, Mar. 2013, pp. 198–205, doi:10.1177/1948550612449490.

https://doi.org/10.1177/1948550612449490