くるちょろ心理学研究所

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【デートの心理】2回目のデートに誘うかどうか迷ったときのポイントを解説

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気になる人との初デートを終えて

 

今あなたは前から気になっていた人との初デートから帰ってきたところです。デートはとてもうまくいったように感じています。

 

会話は活発で楽しく弾み、相手はあなたのジョークに笑い、あなたも相手のジョークが面白いと感じたようです。

 

最後には、お互いに「また会いましょう」と言って別れました。相手が持ったこちらの印象は少なくとも悪くはないようです。

 

こうした結果から、たしかにあなたは今回のデートの出来に比較的安心していますが、しかし一方では不安な気持ちも抱えています。

 

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2回目のデートに誘っていいのかどうか?

 

思い返してみれば、以前にも初めての相手と楽しく過ごし、素晴らしい初デートとなりましたが、それにもかかわらず、相手との2回目のデートが実現しなかったことがあります。

 

連絡が途絶えたり、相手から突き放された経験もあるかもしれません。あなたは同じようなことは繰り返したくないと思っているでしょう。

 

今回もまた、相手が連絡してくれなかったり、次のデートの約束をとれなかったりして、傷つきたくはありません。

 

さて、そんなふうに悩んだとき、あなたはどうしますか?

 

自分から何もせず、相手の反応をうかがい、向こうから何かしらの連絡が来るのを待つべきでしょうか?

 

それとも先手を打って、自分から相手を次のデートに誘うべきでしょうか?その場合は、電話をすべきでしょうか?メールをすべきでしょうか?

 

今回はこうした悩みを解決していくための心理学を解説していきます。

 

初デートを振り返る

 

1回目のデートから2回目のデートに移行するときのアプローチは、次の順番でなされます。

 

まず最初に1回目のデートを振り返ること、次に相手にもう一度会いたいという気持ちを明確に伝えること、そして最後に2回目のデートの計画をきちんと立てることです。

 

ポイントは、初デート中にその人と本当に気持ちがつながっていたのか、それともただ楽しいだけのデートだったのか、を見極めることです。

 

最初のデートを客観的に振り返ってみることは、勢いばかりで恋愛をしてしまいがちな人にとって大切なことです。

 

私たちは新しい計画や恋愛を始めたときの興奮にとらわれてしまうあまり、本当に二人につながりがあったのかどうかを検討することができないことがあります。

 

そういうときは、一歩立ち止まって一度冷静になり、最初のデートでした二人の会話を思い出してみてください。

 

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二人に共通点があったかどうか

 

デートをしてみて、二人の間に共通点はあったと感じましたか?また、二人の価値観や世界観は一致していましたか?もしそうなら、これらは素晴らしい兆候です。

 

なぜなら「類は友を呼ぶ」ものだからです。これは恋愛においても同じです。

 

2003年のコーネル大学神経生物学および行動学部のピーター。M・バストン、スティーブン・T・エムレン博士らが、18〜24歳までの異性愛者978人を対象におこなった研究によると、人はある特性に対して自己認識がある場合に、それと同じ特性を持つ相手をより好んで選ぶことがわかっています。

 

簡単に言うと、つまり、私たちがパートナーを選ぶ際には、自分と似た特徴や性格を持つ相手を選びやすいということです。

 

何度か解説していますが、私たちは自分と似た相手に対して好意を持ちやすいのです。

 

なので、相手がこちらに好意を感じているかどうかを知りたいのなら、どれだけ二人の間に共通点があったのか?そして、それをデート中にどれだけ共有できたのか?を考えることが役に立ちます。

 

 

マッチングアプリでも共通点が大切

 

ちなみに、この実験のなかで特性に挙げられたのは、経済力、肉体的な魅力、性的忠実さ(浮気しないかどうか)、子育ての資質(親としてふさわしいかどうか)、社会的地位、健康、子どもの欲求(子どもが欲しいかどうか)、献身性、野心の強さ、家族の絆の強さ、といった10つの項目でした。

 

かなり幅広いカテゴリーにわたっていますが、中でも経済力や性的忠実さは重要なポイントとしてとらえられていました。

 

またこれは、マッチングアプリなどを使ったオンラインデートでも同じことで、二人に類似性があるかどうかがデート相手を選ぶ際の大きな要因となり、二人の関係の満足度を高めることにも役立つことが2006年のトレイシー・L・アンダーソン、タラ・M・エマーズ=サマー博士らの研究でも示されています。

 

というわけで、相手を次のデートに誘う前に、まずは二人の共通点について考えておきましょう。

 

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参考論文

 

Buston, P. M., & Emlen, S. T. (2003). Cognitive processes underlying human mate choice: The relationship between self-perception and mate preference in Western society. Proceedings of the National Academy of Sciences, 100(15), 8805-8810.

https://doi.org/10.1073/pnas.1533220100

Anderson, T. L., & Emmers-Sommer, T. M. (2006). Predictors of relationship satisfaction in online romantic relationships. Communication Studies, 57(2), 153-172.

https://doi.org/10.1080/10510970600666834