ジンクスは本当に効果がある
資格試験、スポーツの試合、学校のスピーチ、仕事場のプレゼンテーションなど、チャンスが一度きりしかなくて緊張を感じてしまうような場面はいくつもあります。
こうした行事の本番に臨むときに、幸運のお守りを持っていくが役に立つことが心理学の研究でわかっています。
あるいは呪文を唱えたり、おまじないをかけたり、縁起の良い服を着ていったり食事を摂ったりすることが、実際に幸運な結果を運んでくれる効果があります。
よくプロのスポーツ選手が迷信を信じて縁起を担いだ行動を取ったりルーティンを崩さないようにしていますが、これには心理学的に重要な意味があったのです。
ラッキーアイテムで成績がアップする
2010年にドイツにあるケルン大学の心理学者リサン ダミッシュ助教授が行った研究によると、幸運のお守りを持つことは自信を高める効果があり、実際に良い成績にも繋がることがわかっています。
実験では、28人の大学生にゴルフボールをパットしてもらいました。一部の学生には 「幸運のボールです」と伝えて普通のゴルフボールを与えました。 他の学生には何も言わずにただゴルフボールを与えてプレイしてもらいました。
すると、「幸運のボールです」と言われた学生たちは、何も言われずにただボールを受け取った学生たちよりも、パットの成績が良くなったのです。
思い込みだけで成功率が35%もアップ!
研究によると、普通のボールグループの結果が10回中のパットで4.75回の成功率だったのに対し、ラッキーボールグループでは6.75回ボールをカップインさせることができました。
数字にして、ラッキーボールだと知らされたグループの方が35%も多くカップインを成功させる確率が上がったのです。3割も成功率が上がったのはすごいですね。ラッキーアイテム効果おそるべし。
勝負下着効果で能力アップ
例えば海外の有名なスポーツ選手で言えば、マイケル・ジョーダンは現役の時にユニフォームの下に大学時代の半ズボンを履いていたそうで、タイガー・ウッズはトーナメントの最終日であたる日曜日のプレーの時には毎回赤いシャツを着ています。
こうしたラッキーアイテムに関するジンクスは効果が高いのですね。サッカー選手はよくミサンガをつけていますが、これも意味があったのですね。お笑い芸人の千原ジュニアさんは常に赤い下着をつけていますが、例を見てみるとこういう勝負下着にも意味がありそうですね笑。
というわけで、あなたも何か特別なイベントに挑むときや仕事をするときには毎回何かしらのジンクスを持つことをおすすめします。アイテムは何でもいいのですが、持ち運びやすくて身に着けやすいものがいいかと思います。