迷惑をかけられるメリット
どんな人でも他人から迷惑をかけられたら、不快な気持ちになったり腹が立ってしまうかと思います。
迷惑をかけられて損することはあっても得することはないからです。
しかし、実は心理学の研究を見てみると、迷惑をかけられることにも意外にもメリットがあることがわかっています。迷惑をかけられて得られるメリット、それは償いの気持ちです。
迷惑をかけた相手のお願いは聞いてしまう
スタンフォード大学の研究によると、人は迷惑をかけてしまった相手からのお願いを聞き入れやすいということがわかっています。
当たり前と言えば当たり前なのですが、私たちには迷惑をかけてしまった相手には申し訳なく思う気持ちがあり、このために迷惑をかけてしまった相手からの要求を受け入れやすいという心理が働きます。これは以前にも解説したことがありますが、返報性の原理ですね。
もちろん、見知らぬ他人や一度限りの出会いの相手に迷惑をかけられたらお願い事をするチャンスもないのですが、多くの場合はすぐそばにいる人が迷惑をかけてくる相手になります。なので、お返しにお願い事をすることができます。
素直に人にお願いできるようになるコツは、相手の負担を代わりに担いで重荷を軽くしてあげることです😉
相手の負担を軽くしているという自覚があなたにあれば素直にお願いできるようになります💡
そして負担をお互いに受け持っているんだという自覚が両者の間にあればお願いはすんなり通ります😌✨
— ちょっぺ〜先生@心理学博士 (@kruchoro) 2019年7月4日
迷惑を受けたときのダメージを最小にする
生きている限りはどんな人も他人に迷惑をかけますし、他人から迷惑をかけられます。
そこで迷惑を受けたとき心理的なダメージを最小限にするために、他人から迷惑を受けたときには相手にお願いごとをする機会が増えたのだと捉えましょう。
また、他人のフォローをしてあげたらお返しに何か簡単なお願いすると、貸し借りなくお互いに良い関係が保てます。 身近な人から受ける迷惑は人間関係を幸福に導くチャンスになるのです。