ダイエット中に見てはいけないもの
ダイエット中はみんな食欲を抑えるためにいろいろな誘惑と戦っていますが、実はダイエット中に見ることでダイエットに邪魔になってしまうものがあります。
それは肥満に関するニュースです。私たちは痩せようと頑張っているときに肥満に関するニュースを見ると、食事の誘惑に負けやすくなってしまうのです。
ネガティブなニュースで食欲が暴走する
アメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校で心理学および脳科学を研究しているブレンダ・N・ メジャー博士は、ダイエット中に肥満に対する批判的なニュースを見た人は食欲が抑えられなくなりお菓子を食べる量が増えてしまうという事実を発見しました。
実験では、自分のことを太っていると思っている女性49人に、肥満であることに対してネガティブな文章を読ませたところ、それだけでなんと87%もの女性たちがお菓子の誘惑に負けやすくなったのです。
ダイエットに失敗しやすくなるのはストレスが原因
この心理現象が起こる理由はどうやらストレスにあるようです。
太っている女性が肥満に対する批判的なニュースを見ることでストレスが増加、そのストレスを解消するために食事を摂るという負の連鎖が起きてしまっているのです。
太っていると思っていない人は逆にダイエットしやすくなる
ただしこの心理現象が起きるのは、あくまで自分を太っていると認識している女性だけで、実際に痩せているかどうかに関わらず自分を痩せていると感じている女性たちは逆にお菓子への誘惑に耐えやすくなりました。
つまり肥満に批判的なニュースは太っている人に食事のコントロール能力を失わせ、そうではない人たちにはコントロール能力を上げる心理効果があるのです。
太っていても自分を受け入れよう
というわけで、ダイエット中でなおかつ自分のことを太っていると思っている人は、肥満に批判的なニュースには気を付けてください。
おそらく自分に対する批判的なイメージがストレスの原因になっているので、太っているというセルフイメージを受け入れて、それでもそんな自分を愛することストレスを軽減できるかと思われます。