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高すぎる目標は幸福度とやる気を下げてしまうので注意! 目標達成の心理学

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目標の設定の仕方は、慣れていない場合にはすごく難しい問題です。というのも、正しい目標設定のやり方を知っていないと、やる気をあげるどころか、下手をするとモチベーションを下げて目標から遠ざかってしまう危険性があるからです。

高すぎる目標は途中で挫折する可能性が高くなってしまいますが、逆に低すぎる目標だけではそもそもモチベーションが上がらず、これも行動習慣が続きません。

高すぎる目標は、達成が困難であったり、成果が出るのに長い時間がかかってしまうために、私たちは途中で諦めてしまいます。また現実的にはありえない好状況をイメージしてしまうことで余裕を多く持ちすぎてしまい、努力せずに怠けてしまうといったポジティブ思考の罠も発動します。

大切なのは、現実的かつ努力が持続可能な目標を設定することです。

アメリカ、サウスウェストステート大学のパボット博士は、222名の大学生に「理想の自分」と「現実の自分」について訊ねたところ、両者のイメージが離れている人ほど幸福度が低いことがわかりました。

つまり、理想が大きすぎて現実とかけ離れていればいるほど、幸せな気分を持ちにくかったんですね。

たしかにそうですよね。いつまで経っても目標が達成できなかったり夢が叶えられないとそれだけで自信を失ってしまいます。自信を失うことで幸福感や人生の満足度が下がってしまうことがわかっているので、これは納得の結果です。

このようなポジティブ思考の罠を回避するためには、掲げる目標や理想を現実的に手の届く範囲に設定し、そこに到達するための今の自分に何ができるかを考える必要があります。

よくある失敗例が、無理な食事制限や運動習慣です。食事の量を極端に減らしてしまったり、長年運動をしてこなかった人がクタクタになるほどの運動を定期的に続けるのは間違ったやり方です。また無理な勉強計画も効果がないことが実証されています。

目標達成に必要なのは、小さくコツコツと続けていくことです。なぜなら人は一度体に染み付いてしまった生活習慣を簡単に変えることはできないからです。目標達成に必要な実行可能な行動リストを持つことが努力し続けるコツです。

また目標設定に関しては、現実的かつイメージしやすいものにするために具体的な数値や状態を決めておくことが好ましいです。私たちは、目標が具体的であればあるほど達成のための行動を取りやすいということがわかっています。

ゴールを具体的にしたあとは、そこに到るまでのプロセス、道のりも具体的に記すことでサボりの防止になります。つまり、理想とする目標を掲げることでモチベーションを高めると同時に、サボってしまうことを防止するために具体的な行動リストを用意しておくのです。

また今回の幸せに関する研究からわかる通り、簡単に達成可能な目標を持っておき、それをすぐに実行に移すことで、理想の自分像を取り込むことができます。

例えば、コミュニケーション能力を高めたい人は、家族や同僚の人に自分から挨拶するようにしてみたり、コンビニなどのレジで買い物をする際に店員さんの目を見て「ありがとう」と言うとか、そういうレベルの実行可能目標を持っておくといいと思います。