くるちょろ心理学研究所

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【怒りの心理学】浮気は許さずに怒れ!?配偶者の裏切りに対する心理的制裁

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嫌なことは単に忘れればいいわけではない

 

結婚生活において最も大事なことは、パートナーの過ちも寛容になることだと言われます。

 

つまり、何か悪いことが起きても、相手を責めることなく気持ちを切り替えよう!ということです。

 

しかし、このように「相手の犯した過ちは早々に許して忘れること」が常に最善の策であるとは限らないことが、「許しのコスト」に関する新しい研究で明らかになりました。

 

パートナーに怒ることの大切さ

 

人間関係の問題を解決するためには、私たちは時には自分の中の怒りを表現することが必要となる可能性があります。

 

怒りながらも正直な会話をすることで、短期的には不快感を感じますが、長期的には人間関係の健全性を保つことができるのです。

 

ポジティブ心理学では、相手を許し、楽観的になり、親切にし、前向きに考えることで、重大な罪を犯した後でも人間関係を好転させることができると言われ、近年人気の研究となっています。

 

しかし、このような主張に反して、フロリダ州立大学のジェームズ・マクナルティ博士の研究では、結婚生活での許しが、意図しない悪影響を及ぼす可能性があることが見つかったのです。

 

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怒るべきか、許すべきか?

 

パートナーが私たちに対して罪を犯したりルールを破るなど何らかの違反をしたとき、私たちは怒りを抱きますが、その怒りを持ち続けるべきなのか、それとも許すべきなのかを上手に判断しなければなりません。

 

この研究によると、相手をただ許せばいいだけではなく、相手の協調性のレベルや、罪の重さや頻度など、様々な要因が許しの効果を複雑にしていることがわかりました。

 

つまり、単純に相手の裏切りを毎回許してもうまくはいかないのです。

 

「許し」が効果を発揮する場合とは?

 

許すかどうか、怒るかどうかの基準のひとつはパートナーの性格にあります。

 

「パートナーのことを寛容な人間である」と信じることで、協調性の高い人はパートナーを怒らせるような態度や行動を取りにくくなります。

 

つまり、協調性の高い人は優しさに対して優しさで返してくれるということです。

 

そういう人はパートナーの寛容な態度を見て自分の罪を反省し、行動を改めるようになるのです。

 

「許し」が逆効果になる場合とは?

 

しかし一方で、協調性が低い特性を持った人は、許しを得ることで味をしめ、パートナーをより怒らせるような態度や行動を取りやすくなってしまいます。

 

つまり、何をしても怒られることはないからと、調子に乗ってより悪さをするようになるのです。嫌な話ですね。

 

怒りの感情をパートナーに表現することは、ルールを破った相手に、「不快な行為が許されるようなものではない」ということを示す重要な役割を果たしています。

 

なので、ときには率直に怒ることも必要なのです。

 

怒るべきかの判断は難しい

 

「怒るべきか許すべきか」という人間関係の過程で必然的に発生する問題に、私たちは柔軟に対処する必要があります。

 

人間関係の問題では、どんな状況にも効果のある特効薬や唯一正解といったものはありません。

 

それぞれの決断の結果は、その決断を取り巻く状況によって異なります。

 

許すときが正しいときもあれば、怒るときが正しいときもあるのです。

 

怒り、そして許す

 

とはいえ、パートナーの不快な行いに関しては、まずは注意をし、ひどい場合には怒ったほうがいいでしょう。

 

そして、その後で許すという流れが無難です。これにより率直な意見と寛容さの両方をパートナーに示すことができます。

 

しかし、もしも、また同じ過ちを繰り返すようなら、そのときは許してはいけません。厳重な罰が必要でしょう。

 

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参考論文

 

Baker, L. R., McNulty, J. K., & Overall, N. C. (2014). When negative emotions benefit close relationships. In W. G. Parrott (Ed.), The positive side of negative emotions (pp. 101–125). The Guilford Press.

https://psycnet.apa.org/record/2014-05881-005

Society for Personality and Social Psychology. "Sometimes expressing anger can help a relationship in the long-term." ScienceDaily. ScienceDaily, 2 August 2012. www.sciencedaily.com/releases/2012/08/120802133649.htm