通勤時間が増えると休日がつまらなくなるというヤバい心理的影響がある

お金の心理学
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通勤時間はプライベートにも悪影響

2014年に行われたイギリスの西イングランド大学ベン・クラーク博士、キロン・チャタジー博士らのまとめた研究によると、通勤の時間が増えるごとに仕事とプライベートの満足度が下がることがわかっています。

 

意外にも、長い通勤時間は仕事だけではなく、一見すると関係のなさそうなプライベートにまで悪影響を及ぼしているのです。

 

通勤時間が増えるとメンタルが病む

会社員2万6000人以上を対象に行われた本調査によると、通勤時間が1分増えるごとに、仕事とプライベート両方の満足度が低下し、ストレスが増え、メンタルヘルス(心の健康レベル)が悪化することがわかりました。たった1分でもここまでの影響力があるのは恐ろしい限りです。

 

プライベートの満足度が低下してしまう理由は、通勤時間によって自由な時間が圧迫されてしまうからです。趣味や好きなことに費やすための時間やエネルギーを通勤に使ってしまった結果、プライベートの満足度が下がってしまうのです。

 

さらに仕事と私生活の満足度が低下するだけではなく、心の健康状態も悪化するのはかなりマズイですね。私たちの想像以上に通勤時間は不健康なものだったのです。

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通勤時間が増えると給料が減ったのと同じくらい悪影響

数字に換算して見てみると、1日の通勤時間が20分増えるだけで給料が19%も減ったのと同じくらい仕事の満足度が急激に低下しまっていたのです。

 

たった20分でも心理的なダメージはかなり大きく変わるようです。例えば年収500万円の人がいきなり年収400万円に減ってしまったのと同じことですからね。こう考えると通勤時間というのは私たちにとってかなり辛いものなのだということがわかります。

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通勤時間が1分増えるだけでも仕事とプライベート両方の満足度が低下する
通勤時間が増えるとストレスが増えてメンタルヘルスが悪化する
1日の通勤時間が20分増えるだけで給料が19%も減ったのと同じ悪影響がある
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