くるくるちょろちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

衝撃!お酒を飲んでも幸せにはなれないし、人生の満足度も下がる可能性が!?

お酒は体に悪い

大半の人は大人になったら(あるいはなる前から)飲むようになるお酒ですが、実はデメリットがたくさんあります。

 

基本的にアルコールは体に毒ですし、やってることはドラッグの服用と変わらないので、お酒と言えども飲まないに越したことはありません。お酒はたとえ一滴でも、体には良くないという研究さえもあるくらいです

 

今回はそんなお酒と幸福度にまつわる研究を紹介していきます。

 

お酒で寝つきが良くなるは本当か?

まず、よく言われる「お酒を飲むと寝つきが良くなる」という話があります。寝る前に習慣的にお酒を飲む人もいるかと思います。

 

確かにこれで寝つきはよくなりますが、それは強制的な眠りであり、その分浅い眠りになってしまい睡眠の質が下がるという大きなデメリットがあります

 

お酒で得られる睡眠はあまり体を休ませてはくれないのです。さらには睡眠の導入として利用し続けると依存症のように飲酒が習慣化してしまうので、おすすめできません。不眠に悩んだ場合はお酒に頼るのではなく、生活習慣を見直して自然と眠れる環境を整えましょう。

・成功と収入を決める睡眠時間の科学!よく眠る人は仕事もできる

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https://twitter.com/kruchoro/status/1111602907852488704

 

お酒を飲むと幸福度が下がる

さらに、お酒を飲むとメンタルの状態が悪化して幸福度が下がります。

 

意外な事実だと思いますが、実はお酒を飲むことで幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンが減少し、幸せを感じづらくなってしまうのです。

 

これは感覚で言うと、逆ですよね。お酒を飲むと笑い上戸になったりシャイな性格が少しオープンになって幸せになっているかのように見えますし、自分でも感じるかと思います。しかし、実際には悲しいことにお酒で幸福ホルモンが減ってしまっているのです。

 

お酒とメンタルは相性が悪いのです。この問題に関する海外の研究を紹介します。

・やる気は体調で決まる!落ちたやる気を復活させて元気になるための超絶シンプルな方法

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お酒を飲んでも人生満足度は上がらない

イギリス、ケント大学のベン バウバーグ ガイガー博士が実験でアルコールと幸福度の関係を調べたところ、「お酒は一瞬だけ幸福感をもたらしてくれるが、長期的に見たときには人生の満足度を下げてしまう」ということがわかったのです。

 

この実験では、29,145名もの人たちを対象に、彼らが30才・34才・42才になった時点での飲酒頻度と人生の満足度をチェックし、病気や収入といった変数を調整して分析を行いました。

 

すると、酒を飲む回数と人生の幸福度には関連性がないことがわかったのです。お酒を飲んでも私たちは幸せにはならないのです。悲しいかな、お酒は結局のところ現実逃避みたいなものなのですね。

・悲しくても笑おう!は間違いだった?無理に笑っても幸せになれない心理学的な理由

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お酒を飲むと不幸になる理由

さらには、お酒を飲む習慣を持つことで不幸になってしまう人たちすら一定の数が存在することもわかったのです。確かにお酒を飲むことで健康に害が出るだけではなく、時間もお金も取られます。現実逃避をしている間は抱えている問題も放置されることになりますので、結局は不幸な状態に拍車をかけることになるのです。

 

本研究では経済状況や病気の罹患率などは調整されていますが、現実の社会では経済状況が悪いのにお酒で家計を余計に圧迫したり、健康に害が出ているのにお酒がやめられず依存症にかかってしまう人も一定数いることを考えると、やはりお酒は飲まないに越したことはないのかもしれませんね。

 

さらには、酒は食欲を暴走させてしまうのでお酒を飲むだけで太りやすくもなります。恐ろしい事実です。ですので、習慣的に飲み会が多い状況だと太ってしまうのは仕方がないのです。

 

この事実もお酒を飲むことで不幸になってしまう原因の一つです。肥満になるとみんな自分の体型を気にし始めますからね。お酒はダイエットとの相性も抜群に悪いのです。

・見た目が綺麗な人は心も綺麗!あなたの人生を変えるルックスとメンタルの心理学

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https://twitter.com/kruchoro/status/1068858755150831617

 

しかし、お酒を飲むと社交性は高まる

ただし、お酒にも社交性を高めてくれるというメリットがあります

 

お酒を飲むことで心の中の緊張感が和らぎ、初めての人とでもすぐに仲良くなれた!という経験をお持ちの方は多いかと思います。これは実際にも研究の中で確認されている心理現象です。酔っ払うことで私たちは他人と親密なコミュニケーションを取るようになるのです。

 

ただ注意点として、社交性を高めるためにたくさん飲酒をする必要はありません

 

科学的なデータを読み取ると、お酒はワインやビールくらいの度数のものでも2〜3杯ほど飲めば、社交性を高めるメリットが得られるので、こちらの数字を目安に飲酒回数を減らすようにコントロールすると良いです。様々な研究を参考にしても、お酒を飲む量は2杯くらいがちょうど良いとされています。

・好きな人の前で緊張しなくなる!勇気を瞬間で身につけるための心理学

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お酒で問題を解決するのはやめよう

もちろんお酒の味が大好きで健康に問題がない状態なら必死になって我慢することはないかと思いますが、心身のことを考えるとお酒は飲まないに越したことがないということは覚えておいてください。

 

つまり、無理をしてまでお酒を飲むこともなければ、わざわざ付き合いで深酒を必要もないのです。コミュニケーションスキルに不安があるのなら、お酒の力を使うのではなく自分の能力を高めていく方が健全です。お酒を飲んでいないときでも対応できますしね。

 

あと、睡眠のために飲むのもダメです。お酒を飲むと睡眠が浅くなるので、お酒をトリガーにして眠ろうとすると体にダメージが残ってしまいます。それが習慣になると余計に寝付けなくなってしまいますしね、なので、不眠に関してはお酒に頼るのではなく、きちんと不眠対策をしましょう。

・性格を変えるために必要なこととしてはいけないこと。自己成長の心理学

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お酒を飲むと眠りが浅くなる
お酒を飲むと太りやすくなる
お酒を飲むと幸福ホルモンが減少する
お酒を飲んでも人生の満足度は上がらない
ただし、お酒を飲むと社交性は高くなる