簡単に心を鍛える方法!
実はあまり難しいことをせずに、手っ取り早く心を強くする方法があります。
健康的な習慣や思考法というのは一朝一夕では身につかず、そのために途中でモチベーションが下がってしまい、望ましい結果が出るまで続けることが難しいという弱点があります。
そこで、今回紹介する方法をその代用品として使うことで、新しい健康的な習慣を身につけるよりも簡単に心を鍛えることができます。
また、今回の方法は他の習慣を強化する心理テクニックとも簡単に併用することもできますので、他の習慣化のテクニックと合わせて実践してみると良いです。
筋肉をつけるとメンタルが強くなる!は本当
今回紹介する心を鍛える方法とは、体を鍛えて筋肉をつけるというものです。そう、心を鍛えるには体を鍛えるのが手っ取り早いのです。
「心と体は繋がっているので、体を健康にすれば心も健康になる!」という話はこのブログでも何度か話していますが、今回紹介する心理実験でも心と肉体の関連性がはっきりと認められました。
イギリス、ヨークセントジョンカレッジの心理学者であるクラスト博士は、大学生を対象に肉体の強さと心の強さに相関関係があるかどうかを調べる心理実験をしました。
まず、実験参加者である学生たちの利き腕に重りを持たせ、腕を伸ばしたままの状態でできるだけ長い時間我慢してもらいました。
筋力のある人ほどメンタルが強かった!
その後でメンタルタフネステストという実験参加者個人の精神力を測るテストをしてみたところ、重りを長い時間持っていた人ほどメンタルタフネステストの結果が良く、メンタルが強いということがわかったのです。
筋力のある人ほど心が強かったんですね。筋力とメンタルの相関性はよく指摘されていますが、「心を鍛えるにはまず体から!健全な精神は健全な肉体に宿る」という話は本当なのです。
筋力がある人ほどモテるという研究もありますが(筋肉のつけすぎはモテない)、私たちは相手の筋肉を見ることで相手の健康度を計り、付き合うに値する健康の持ち主か、また恋愛の相手として相応しいのかを無意識に判断しているのです。
まずは筋トレの習慣を身につけて、他の健康習慣を強化しよう
今回の心理学の実験の結果を実生活に応用するとしたら、長期的には、習慣化するのが難しい健康的な生活や挑戦を心がけ、それらの効果がはっきりと出るまでは筋肉を鍛えることで心の健康バランスを良い方に保つようにすると良いわけです。
また、目標とするものが健康的な習慣でなくても、例えば勉強や資格試験のようなキャリアアップにつながる努力なら、1ヵ月や数ヶ月単位で成果を上げていき、日々の努力は毎日運動しているかどうかに集中するという使い方もできます。
こうしてジャンルの違う短期的な努力と長期的な努力を組み合わせることで、モチベーションを維持しながら目標に向かって行動し続けることができるようになるのです。
運動不足の人ほど効果あり!
理想的な肉体を手に入れることは時間のかかる難しい作業ですが、短期的に筋力を上げたり持久力をつけたり筋肉の量を上げることはそこまで難しくありません。
むしろ運動不足の人ほど、運動をし始めるとすぐに肉体が変化していくので筋肉や体力もつきやすいのです。つまり、運動不足の人ほどすぐに運動することを楽しめるようになるのです。
しかしここで大切なのは、運動する前よりも筋肉が増えることですので、何もマッチョの人と対抗する必要はありません。高すぎる目標や実力のかけ離れた相手と自分を比べるとモチベーションは一気に下がってしまうので注意しましょう。
つまり、自分の感覚で、運動をする以前よりも重いものを持てるようになったり、長い時間あまり疲れずに運動することができるようになったと実感できれば良いわけです。
他人と比べるのではなく過去の自分と比べていくのです。
とにかく運動はやっておいて損はない!
また、筋肉がたくさんつかなくても、運動はそれ自体が心と体を健康にしてくれる良いものですので、とりあえずやっておいて損はないのです。
もしも筋トレが単調的すぎて退屈に感じてしまう人は、スポーツやエクサイズなども効果的ですので、自分の好みに合った運動スタイルを見つけてみてください。
本当にめんどくさかったり運動がもともと好きではないと言う人は、まずは散歩から始めてみるのもオススメです。音楽を聴きながらだったり考え事をしながら緑のある道を歩くだけでも健康になっていきますからね。人生を最大限楽しむためには健康的な心と体が必要不可欠です。
というわけで、いきなり急な変化をつけたり背伸びをしたりはせず、自分にとって1番楽で無理のないスタイルを見つけられるように試行錯誤していきましょう。