お金遣いが荒い人の意外な共通点
生まれる順番が遅かった人ほどお金が大好きになるという傾向があることがわかっています。詳しい理由まではよくわかっていないのですが、どうやら上に兄弟がいる人は物質主義になりやすいようなのです。
イースト カルフォルニア大学でマーケティングの研究をしているジェームズ セマネック博士は、生まれてきた順番とお金の執着との関係について、南ウェスタン大学の卒業生275名を対象に研究を行いました。
調査対象者は24歳から84歳までの幅広い年齢層の人たちで、彼らの平均年齢は38歳でした。彼らにお金に関するいくつかの質問をし、その答えと彼らの出生順とを比較して関連性がないのかを調べてみたのです。
すると、末っ子である人ほどお金への執着心が強く、物質主義的な傾向があるということがわかりました。
浪費癖は周りの人や環境による影響力が強いこともわかっているので、もしかしたら出生順でそうした浪費家的な環境になってしまう可能性があるのかもしれません。
遅く生まれた兄弟ほど物質主義者になる
つまり、末っ子の人はお金を使う事に楽しさを感じやすく、お金を持つことで自分が大きくなった気になりやすい傾向があるのです。
研究によると出生順が降るほどお金を使いやすくなる傾向があるので、兄弟の中で年齢が若い人は財布の紐が緩くなりすぎないように気をつけてください。
また、すでに物質主義的な価値観だったり考え方をしている人はそのような価値観について考え直す必要があります。
物質主義的になったりお金に執着しているとメンタルの健康にも悪影響があります。物質主義的な人ほど新しい物や珍しい物を欲しくなるのでお金に困りやすいです。そのために少ないお金に対してもうるさくなり、過剰に反応してしまうようになります。
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物質主義者は幸福度が低い
この過剰な反応はいわゆる感情の暴走に繋がり、感情が暴走しがちになると心身ともにストレスのかかる状態になってしまいます。だから物やお金に執着する人は結果的に幸せにはなれないのです。
なので心を満たすために物やお金に執着するのではなく、本当に大切なものだけに集中し無駄な時間やお金を使わないようにするという方向性で考えると良いです。どちらも物やお金について考えていますが、前者が不健康な習慣なのに対し後者は健康的な習慣です。
お金を稼ぐことも欲しい物を手に入れることも決して悪いことではありません。しかし、お金と物に心を振り回されては自分にとっても周りの人にとっても悪い結果につながるのです。それはギャンブルに依存している状態と同じです。気をつけましょう。
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