行動経済学を使って健康習慣を身につける心理テクニック

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デューク大学流、新しい習慣の身に着ける方法

 

今回は、デューク大学の先生で行動経済学者のダン・アリエリー博士が提唱する「新しい習慣の身に着け方」について解説していきます。

 

ここでの内容は特に健康的な習慣に結びついたものとなっていますが、ポイントをつかめばほかの習慣にも併用可能です。

 

行動経済学の先生がおすすめする5つの習慣づくり

 

というわけで、次の5つが新しく健康的な習慣を身に着けるための仕組みです。

 

  1. 健康食品の定期宅配を頼む
  2. 手を抜いたらお金を支払う
  3. 積立預金、積立投資を行う
  4. 友人とジムで会う約束をする
  5. ペットを飼い始める

 

順番に解説していきます。

 

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健康食品の定期宅配を頼む

 

健康になりたい!とは誰もが願いますが、なかなか実践できないのもよくある話です。

 

おそらく日々の食生活の改善は運動と並んで難しい習慣づくりなのではないでしょうか。

 

そこで私たちが実践すべきなのが、新鮮な野菜と果物の定期的に配達してもらうサブスクリプションサービスです。

 

健康的な食材が毎月、あるいは毎週自宅に届くように自動化できれば、誰でも食生活をガラッと変えることができます。

 

特に野菜や果物は長持ちさせることができないので、もったいない精神で自然と健康食品の摂取量が増えます。買い物の手間が省けるようになるのも良ポイントですね。

 

日本だと「オイシックス」「パルシステム」といった食材の定期配達サービスが有名ですかね。シンプルにアマゾンフレッシュが使い勝手がいいので、特にこだわりがないのであればこちらがおすすめです。

 

・Amazonフレッシュ | 生鮮食品、日用品・雑貨、専門店グルメ – アマゾン – ネットスーパー

 

手を抜いたらお金を支払う

 

こちらはアリエリー博士がよく推奨している心理テクニックの一つで、経済学者のイアン・エアーズも同じテクニックを紹介しています。

 

その内容は、目標を達成するにあたって友人や家族に宣言をして、成功しなかったら罰としてお金を払わなければいけないというテクニックです。

 

博士は、たとえば、ダイエットをするのなら「~キロ痩せる」といった目標提示のほかに、「あなたがラーメンを食べているところを友人が見つけたら1万円払う!」といった罰則的な方法も紹介しています。

 

手を抜いたり努力を怠ったら金銭的な罰が下るように仕組みを作っておくのですね。

 

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損失回避の心理を利用せよ!

 

この心理テクニックのコツとして、このとき支払うお金を自分が苦痛を感じる金額に上げたり、嫌いな相手にお金を渡すようにすると良いです。

 

つまり、お金を挙げたくない!という気持ちを強くすれば、それだけ努力するようになるということです。損失回避の心理を利用するのですね。

 

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積立預金、積立投資を行う

 

お給料が入ったら月に1回普通口座から貯金用口座に決まった額を自動で送金したり、積立投資を行って自動的に投資額を増やすというテクニックです。

 

行動経済学で言うところの「ナッジ」と呼ばれる心理的な仕掛けですね。

 

この方法では、最初から送金分の金額を割り引いた予算内でお金を使うようになるので、ほぼ何の無理もなく自動的に資産運用ができるようになります。

 

また、気づいたらいつの間にか貯金額や投資額が増えているので、感情面でもかなり嬉しかったりします。ないものとして思っていたお金が実はあった!という発見は心理的に喜びが倍増するのです。

 

友人とジムで会う約束をする

 

運動は体にも脳みそ良い!という話をこのブログでも何度もしていますが、頭でわかっていても仕事終わりや休日に運動するのはどうしても億劫になってしまいます。

 

家での運動習慣を維持するのは難しいですし、かと言ってジムに通うのも精神的なハードルが高めです。

 

そこで、友人と一緒にジムに行って運動するという約束を交わしましょう。誰かと一緒に行うことでピアプレッシャー(心理的な圧力)を感じて実践しやすくなります。

 

これだと友達との友情がかかっていますから、サボるわけにはいきませんよね。もちろん、仕事場の同僚や家族といった間柄でもOKです。

 

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仲の良い人を巻き込むことが大切

 

これは単純ですが、かなり効果が高い心理テクニックのひとつです。仲間や友達を巻き込むだけで目標の達成率は大きく跳ね上がるのです。

 

というわけで、やはり運動習慣に関するアドバイスもありました。食生活と運動習慣の改善は、現代人の二大目標みたいになっていますからね。もちろん、睡眠の改善も忘れずに。

 

ペットを飼い始める

 

アリエリー博士は最後に意外な方法を提示しています。それはペットを飼う!というものです。

 

子犬を飼うようになると、最低でも10年は毎日外に出て散歩をしなければいかなくなるので、自然と健康になる!ということです。

 

ふざけているようにも聞こえますが、実際にペットや植物、子供といった面倒を見る存在ができると私たちは健全な暮らしを営むようになるという研究結果があるのです。

 

 

面倒を見なければいけない存在を持つ

 

博士は、保健所で犬を引き取ろう!と言っていますが、面倒を見なくてはいけないものなら上記の通り何でもOKです。

 

植物を育て始めても運動習慣はつかないものの、生活全体の質を上げるという意味では効果的ですし、何より動物を飼ったり子育てをするよりも始めやすいのでおすすめです。

 

新しい習慣を身に着けるポイント

 

ここまで紹介してきたアリエリー博士の心理テクニックですが、最大のポイントは「自分の意志」を当てにしないというところです。気合いではなく、仕組み化で行動を促すのですね。

 

そしてそのための心理として、最初の方でも説明しましたが、損失回避を利用する!のがコツです。

 

つまり、実行に移さないと嫌なこと、自分にとってマイナスに感じることが起こるように設定するのですね。

 

野菜や果物は食べないともったいないですし、お金はできれば誰にも払いたくないですし、友達との約束を反故にして嫌われたくはないですし、ペットや植物は育てないと死んでしまいます。

 

自動積立だけはナッジの心理を利用していますが、それ以外はすべて損失回避の心理です。

 

といった感じで、よかったら今回紹介した方法を参考にして新しい健康習慣を身に着けていってください。

 

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参考資料

 

5 New Year’s Resolutions That Might Actually Work

http://danariely.com/2013/12/30/5-new-years-resolutions-that-might-actually-work/

アリエリー教授の「行動経済学」入門-お金篇- (早川書房) Kindle版 ダン アリエリー  (著), ジェフ クライスラー (著), 櫻井 祐子  (翻訳)

https://amzn.to/3qWomLS

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