おまじないには効果があった!
今回は以前にも話しました、ジンクスやおまじないに関する心理学について解説していきます。気になる人はよかったら過去の記事を読んでみてください。
・運を良くする科学的な方法!ラッキーアイテムで本当に幸運になれる
2010年にドイツのケルン大学の心理者リサン ダミッシュ博士は、祈りやおまじないといった行為が、動きの器用さが必要な作業に影響を及ぼすどうかをみるために、51人の女子大生を募集して実験を行いました。
今回の実験では、51人の女子大生に、プラスチックチューブで小さなボールを慎重に突いて36の小さな穴に入れる器用さが必要な作業をしてもらいました。ビリヤードみたいなゲームですね。
祈りを捧げただけで成績がアップ
実験の際に「上手くできるように祈っています」という意味のドイツでお決まりのフレーズを実験者に告げられた学生たちは、ただ作業を開始するように指示された学生たちよりも、上手くボールを穴に入れることができたのです。
これはすごいですね。ただ励ましただけで成績が上がるのですからこんなに簡単な方法はないですね。「神様の思し召しがあらんことを」というようなフレーズが、神様や宗教を信じているかどうかにかかわらず、実際に私たちの心理にポジティブな影響を与えてくれるのです。
苦しい時の神頼みをしよう
ダミッシュ博士の実験では日常でもよく使われているおまじないのフレーズが使用されたので、なるべく日常的なものでよく聞くおまじないを使うといいですね。でも日本語だと口語でそういうフレーズってないかもしれませんね。
日本だと「頑張って」が一般的だと思いますが、これはおまじないではないですからね。英語だとグッドラックとかありますが、やはり宗教性が関係しているのでしょうか。何か良いフレーズがあったらTwitterで報告してもらえると嬉しいです。
個人的には好きなゲームや漫画などに出てくるおまじないや呪文で代用していこうと思います。