心理学的に正しくお金を使うための8つのポイント
幸せになるためのお金の使い方の続きです。前回のことを軽くおさらいすると、お金は一度に高級なものに使うよりは複数回に分けて安いものに使うほうがいい、修理や保証にお金を使う前に時間を置こうということでした。
今回の心理解説は途中のポイントからですので、最初からポイント解説を知りたい人は過去の記事を読んでみてください。
- 物ではなく経験を買う
- 自分ではなく他人を喜ばせるためにお金を使う
- 一度だけの高い買い物ではなく、複数回の安い買い物をする
- 修理や保証にお金を使わない
- お会計は商品が届く前に済ましておく
- 小さいことを気にする
- 買うものについて事前に調べない
- 人気がある商品やサービスにお金を払う
今回は5つ目のポイントから解説していきます。
お会計は商品が届く前に済ましておく
商品やサービスや体験が手元に届いてからではなく、お会計を事前に済ませておくことで幸福感をアップさせることができます。
これは先にお金を払っておくことで未来の体験や報酬への期待感が生まれるためです。この期待感のおかげでポジティブな気持ちになり、前向きな行動も取れるようになれます。
オンラインショッピングは商品を買ったとき、旅行は計画をしているときが一番楽しく感じるというのと同じ心理現象ですね。
小さいことを気にする
「小さいことや細かいことは気にしてはいけない」「心に余裕と寛容な気持ちを持とう」というようなことはよく言われます。確かに影響が小さいことを気にしても仕方ありません。
しかし心理学的には、転職や結婚といった人生の中での大きな出来事よりも、頭や腰が痛いだとか同僚と仲が悪いといった日々の小さな悩み事のほうが、私たちの幸せを左右していることがわかっています。小さいことは意外と影響力が大きいのですね。
大きな不安はすぐ慣れるが、小さな悩みは消えない
これは前回紹介した心の慣れが関係しています。どれだけ理想的な相手と付き合ったり結婚をしても私たちは慣れてしまうのです。
しかし、長く続く小さな手間や苛立ちはそうではありません。ネガティブなことへの慣れは、実際には影響力の小さいものに限ります。不健康がもたらすマイナスなどはその最たる例です。
小さい出来事でもその都度ネガティブな気持ちを感じてしまうのなら対処する必要があるのです。
続きの解説はまた次回に行います。