心を強くする8つの方法
今回は前回紹介した、ウィスコンシン大学流心を強くする方法(前回の記事はこちら)の続きです。
前回同様に、ウィスコンシン大学マディソン校で心理学、脳科学および精神医学を研究しているリチャード・J・デビッドソン教授が提案する、心が前向きになり、集中力が増し、打たれ強くなる具体的な8つの方法を紹介していきます。
前回のおさらい
前回の紹介した方法をおさらいすると、以下のようになります。
- 記念写真をそばに置くとポジティブな気分になる
- 感謝をすることで性格が明るくなる
- 他人を褒めることで幸せなことに気づきやすくなる
前回の内容について詳しい解説が知りたい人は前回の話を読んでみてください。
今回は集中力を高める2つの方法について解説します。
マインドフルネス瞑想をする
脳の働きを良くしたければ、定期的にマインドフルネス瞑想をするのがおすすめです。
すでに何度か解説した通り、マインドフルネス瞑想は脳科学の研究でその効果が実証されています。
今回は簡単に瞑想のやり方を紹介します。
マインドフルネス瞑想のやり方
まずは自分の集中力がもっとも高い時間を選びましょう。マインドフルネス瞑想は初心者には難しい作業なのでなるべく集中力と元気がある時に行うと良いです。
やり方はとてもシンプルで、背筋を伸ばして座り、自分の呼吸に意識を数分間の間向け続けるというものです。
また呼吸に余裕ができてきたら、自分の体の感覚にも意識を向けていきます。
瞑想の途中で気がそれてしまっても、再び自分の呼吸と身体感覚に意識を集中し直していきましょう。
初心者の人は1分から5分の時間で制限時間を設定して瞑想を行えれば十分です。
10分間の集中力アップトレーニング
勉強や仕事といった作業に対する注意力・集中力を鍛えたいなら、1日10分間、集中するトレーニングをすると良いです。
これもマインドフルネス瞑想に近い集中力アップ方法ですね。こちらも10分間がきつい人は5分や3分などから始めましょう。
やり方はシンプルで、静かな部屋で目を開いたまま座り、例えば本や消しゴムなど、対象は何でもいいので特定の物に意識を集中させます。
ただしスマホやゲームなど、他のことを考えやすいものや誘惑に駆られるアイテムは避けた方がいいです。自分がニュートラルな気持ちになれる物を対象にしましょう。
マインドフルネスな状態になることで嫌な気分がポジティブなものに変わりやすくなります💡
気づきの能力が低いと、つい自分の視点と都合からだけで物事を判断してしまいがちです😵
▶️マインドフルネスは認知の歪みを修正してくれるので、落ち着きたい時こそ瞑想が役立つのです😌
おやすみなさい😪
— ちょっぺ〜先生@心理学作家 (@kruchoro) 2019年2月6日
意識を元の場所に戻すことが重要
この集中トレーニング方法もマインドフルネス瞑想と同じで、もしも途中で集中力が切れて意識が別のものへ向いてしまっても、自分で気付いた時に再び対象物に意識を戻していけば問題ありません。
ここで大切なのは、集中力が切れたり意識が別のところへ向いてしまった時に、正しい場所にきちんと意識を戻すことです。この意識を戻す作業が集中力を高めるトレーニングになるのです。
長くなってきたので今回はここまでにします。心が強くなる8つの方法の続きは次回にまた解説します。
というわけで、集中力が足りないなと思う人は今回紹介した2つの方法を試して集中力を鍛えてみてください。