ジムに行っても痩せずに逆に太ってしまう心理的理由!その2

やる気・モチベーションの心理学
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ジムに通うと逆に太るようになる心理

今回は、以前に途中まで解説した「ジムに通うと逆に太るようになる心理」の続きです。前回の記事を読んでいない人は先にこちらの記事を読んでみてください。

 

前回の話を簡単に振り返りますと、ジムに通っても痩せれないのは、運動によるカロリー消費量が少ない上に運動の後に食欲が増えて食べ過ぎてしまうからです。今回はこの食べ過ぎの心理に繋がる原因について解説しています。

 

罪悪感とブラウニーポイントの心理

このような流れは罪悪感からくるエクササイズと呼ばれています。大食をする罪悪感から運動を頑張るのですが、それでは問題の解決に至らないのです。

 

ある意味で多くの人は甘いものを好きなだけ食べるために運動しに行っているのです。

 

これはブラウニーポイントと呼ばれる心理的な制限です。ポイントを獲得すれば甘いものを食べていいと思っています。そしてこのブラウニーポイントを取得するために痩せれない人たちはジムに通って運動をしているのです。

 

あるいはお酒や飲み屋にあるカロリーの高い食事も同じです。痩せられない人たちは、お酒を飲んだり、飲んだりすることでカロリーが増えるので事前に燃やしておこうと考える傾向があり、これがダイエットの効果を阻んでいるのです。

 

運動をしているのだからたくさん食べていいと思う心理

ダイエットをしている人たちの42%が、定期的に運動することで、制限のあるダイエット食をやめて好きなだけ食事をしてもいい権利を得たと感じていることがわかっています。

 

運動を頑張っているのだから食事というご褒美を与えてもいいと考えてしまうのです。

 

運動だけではなく食事のコントロールがダイエットには重要

このような心理的な理由があるので、ジムで定期的に運動をしていても体重を落とすのは難しく、多くの人はむしろ逆に太っていくのです。ダイエットはかなり難しい作業の一つなのです。

 

多くの人が自分の食生活をコントロールできないと感じているのでジムに通うのですが、ここで重要なのは、ただ運動をするだけではなく、同時に食事のコントロールもすることなのです。

 

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1㎏痩せるために必要なカロリー消費量

多くのジム利用者は脂肪を燃焼させるために必要な運動のレベルを過小評価していることがわかっています。

 

実は1kgの体脂肪を落とすためには、約8,000カロリーを消費する必要があるのですが、それだけのカロリーを消費するためには約80マイル、約130㎞ものランニングをする必要があるのです。

 

これは現実的に考えて無理ですので、痩せようと思ったらどうしても食事のコントロールが重要になってきます

 

ということで、多くの人はジムに行ったことで安心しすぎて、逆にダラけてしまう人が多く、このためにジムに通い始めると逆に太っていってしまうのです。何とも皮肉な話です。心理学ではこのような心理をモラルライセンシングと呼びます。ダイエット中の人は気を付けましょう。

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ジムに通っていても多くの人は満足にカロリー消費できていない
運動をすると食欲がアップするので食べる量が増えてしまう
ジムで運動した自分に満足した上にご褒美として食べ過ぎてしまう
食べるために運動をしている心理があり、このために食べ過ぎる
痩せるためには食事のコントロールが必要
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