一瞬で魅力をアップさせる心理テクニック
異性から見た時の魅力をアップさせる方法はいくつかありますが、どれもすぐには効果が出ないものが多いのも事実です。
外見的な魅力は健康度合いを示しているのですが、この健康状態を良くするのには時間がかかるのが原因です。
しかし、今回の心理テクニックを使えば誰でも一瞬で魅力度をアップさせることができます。
その方法とは、友達などの集団の中に紛れるというものです。
チアリーダー効果で魅力が上がる
カリフォルニア大学サンディエゴ校のドリュー・ウォーカー博士は、1人で撮った写真よりもグループで撮った写真の方が映っている人の魅力が高まるという心理効果を見つけました。
この心理現象を、チアリーダーたちが可愛く見える現象と合わせて、チアリーダー効果と呼びます。
アメリカではチアリーディングが人気のスポーツの一つですが、チアをしている一人一人は可愛くないけれど、みんなで集まると可愛く見えるという俗説があるのです。日本で言うところの合コン女子効果ですね。
ウォーカー博士はこの心理現象の正体を調べるために実験を行いました。
グループに入ると見た目が良くなる
2013年に行われたこの研究では、まず47名の実験参加者を集め、彼らに3人一緒に写った写真を見せて、写真に写っている人たちの外見をそれぞれ1人ずつ評価してもらいました。
その後には写真に登場した3名を別々に切り出して、それぞれの外見をもう1度評価してもらいました。このとき、グループ写真と個人写真の評価順序はランダムに行われました。
そして最後にグループ写真の外見的魅力と個人写真の外見的魅力を比較してみました。
すると、男女ともにグループで写真に映っているときの外見的魅力のほうが、1人だけで写真に映っているときよりも高かったのです。
数字にして5.6%ほどという小さな変化ですが、集団に紛れるという楽な方法だけで見た目の魅力がアップするのですから、それを考えるとかなりお手軽でコスパの良い心理テクニックです。
外見的魅力がアップする心理的理由
集団に紛れることで外見が良く見えるのは、脳みそが見た情報を処理をする過程に理由があります。
私たちの脳みそにある視覚システムは、目に見えているいくつかの要素を、1つにまとめて平均を出して情報を認識する特性があります。視覚情報を自動的にまとめて計算するのです。
このシステムのために、私たちがグループ写真を見る時には、1人1人の顔がそのグループの見た目の平均に合わされて見えるものが変わるのです。
つまり、写真に写っている人たちみんな平均的な顔に見えるようになるのです。
平均的な顔が一番モテる
そして平均的な顔に見えることで魅力がアップするのは、平均的な顔が健康的なしるしになっているからです。
どこの国でも、一番モテるのは平均的な外見を持っている人々です。私たちには平均的な顔を魅力的だと認識する傾向があるのです。
友達と仲良くしてモテ度をアップ
というわけで、見た目の魅力を一瞬でアップさせたければ友達と仲良くなってなるべく一緒に過ごしたり、一緒にいるときの写真を異性に見せると良いわけです。
例えば、気になる人や異性が見るかもしれないSNSには一人で写った写真ではなく、仲の良い友達と一緒に撮った写真をなるべくアップした方がモテるようになります。
婚活やマッチングサービスに載せる写真も、グループ写真を載せた方があなたが魅力的に見えるようになるのでマッチ率が高まる可能性がありますので、お試しください。
まぁマッチングアプリの場合は、自分以外の友達に目線を入れたりするのがエチケットかもしれませんが、許可をもらっているのなら試してみるのもありです。