好きなことを仕事にすると心理的なメリットがある
好きなことを仕事にするという言葉が一時期流行りましたが、好きなことを仕事にするとどのようなことが起こるのかを今回は心理学的に解説していきます。
結論から言いますと、好きなことを仕事にすることでモチベーションが高まり、その心理効果のおかげで職場で成功を収めやすくなります。
誰でも嫌いなことよりも好きなことの方を積極的に行いますが、この心理のために仕事を好きな人ほど積極的に働くので仕事での成果が出しやすくなるのです。
成功者の人は自分の仕事が好き
仕事に対する好感度と成功度を比較した研究があります。
億万長者を研究しているトマス J スタンリーの調査によると、アメリカのビジネスシーンで活躍している高額所得者のうち46%の人たちが自分の仕事や職業に惚れ込み、愛していることがわかっています。
仕事で成功している人たちの半数が自分の仕事に誇りと愛を持っていたのですね。たしかに好きなことだったり自分の信じていることは実践して成長していくことは楽しい作業ですから、それができている人たちは自然と成功の道を辿ることになるのでしょうね。
好きこそものの上手なれという言葉がありますが、まさにこのデータを表している言葉ですね。
成功者は自分で仕事を選んでいる
またスタンリー氏の調査によると、成功してお金持ちになった人たちの中で大学の就職課のアドバイス通りに職業を選んだ人はわずかに6%だけで、職業紹介所で紹介された仕事に就いた人も3%しかいなかったことがわかりました。
つまり多くの成功者が自分で仕事を決めていたのです。
やはり他人に決められた仕事だと成功に至れるレベルになるほど愛することはできないのですね。自主性という物事の選択を自分自身で決める能力は、私たちが幸せであり続けるために必要な素質のひとつですからそのことも関連しているのでしょう。
重要なのは主体性と自己責任
というわけで与えられた仕事を精一杯こなすことも良いのですが、それだけではなく自分でも仕事を選んでいき自分の信じる方法や価値観に沿って仕事をしていきましょう。
主体性と責任を持って仕事に取り組むことで、仕事を楽しめるようになるだけではなく人間的にも大きく成長できるようになりますからね。