恋愛に大事なのは見覚えがあるかどうかだった!
今回は恋愛心理について話してきますが、ルックスや優しさ以外に人が人を好きになる大きな理由があります。
意外に感じる人もいるかもしれませんが、恋愛関係を築く上で大切なものは「見覚え」です。
私たちは頻繁に会っている相手と恋に落ちやすいという心理を持っているのです。同級生同士のカップルや職場恋愛で付き合う人が多いのはこの心理があるからなのです。
その人を好きになるかどうかは、相手の顔や見た目に見覚えがあるかどうかが重要なポイントで、顔を合わせる回数が多い相手ほどその人に対して強い魅力を感じるようになります。
たくさん会う人ほど好きになる心理
この心理を説明する研究があります。アメリカ、ピッツバーグ大学の実験では、相手を見かけた回数を操作してから、その人の印象を尋ねるという心理実験を行いました。
この実験では、実際はクラスに登録していない3人の女性に、ほかの学生たちと混じって一緒に大きな講義室に座ってもらいました。その際に女性が講義に参加した回数を変えました。
1学期を通して、1人目の女性には講義室に5回座ってもらい、2人目は10回、3人目は15回と授業に参加している学生と女性との接触回数を操作したのです。
ただしこの講義中、女性たちはただじっと座っているだけです。教室には100名を超える学生がいましたが、彼らの誰ともひと言の会話も交わさないというルールの下で実験を行いました。
そしてその後でクラスの学生たちに、女性たちの魅力度を判定してもらいました。
すると、講義室に姿を見せた回数が多かった女性ほど魅力のレベルが高いことがわかったのです。
さらに詳しく見てみると、授業に参加した回数が増えれば増えるほど、「女性に魅力を感じる」と答える回答数も増えていきました。
私たちはただ見かけた回数が増えただけで、相手に好意を覚えるようになっているのですね。
物理的な距離を縮めると仲良くなる
以前にも、住む場所が近ければ近いほどカップルが結婚する確率が高くなるという研究を紹介しましたが、これに近い心理が働くのです。
私たちは「物理的な距離=心理的な距離」という風に捉えるので、物理的な距離感が近くなればなるほど心の距離感も近くなって相手に好意を抱くようになるのです。
また、単純接触効果の心理(触れ合う機会が多い相手にはより好意を持つようになる心理)も同時に働きます。
顔をあわせる回数が多いというのは、かなり心理的に大きな影響があることなのです。恋愛においては、それだけアドバンテージが大きいとも言えますね。
恋愛が奥手な人ほど相手のことを考えすぎてしまっているという共通点があります😵
人に好かれる人というのは逆に対人不安や心配性傾向が少ないので、相手との心の距離が縮まりやすいのです😊
▶️何はともあれ、相手を受け入れて自分の心をさらけ出すことが恋愛力のアップに繋がります🙆♀️
おやすみ😴
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2019年3月23日
まずは好きな人との触れ合う回数を増やそう!
というわけで、好きな人にアプローチしたり気になる人と仲良くなりたい時には、まずはとにかく相手と会う回数を増やしてみてください。
この段階では顔をあわせることが大切ですので、シチュエーションは二人きりのデートでなくても大丈夫です。
他の友達と一緒に誘ってグループでよく遊ぶように心がけると相手を誘うハードルが低くなるのでおすすめです。
グループでの遊びなら、相手としても気軽にあなたの誘いに乗って遊びに行けますからね。それと同時に業務連絡もあなたからして、相手との連絡を取る回数も増やしていきましょう。
単純接触効果では、とにかく相手と接触できる回数が増えれば良いので、チャンスがあれば相手と顔を合わせていきましょう。
見覚えがある相手にほど好意を感じやすい
会えば会うほど相手の魅力が高まり、相手のことが好きになる