自由に夢をコントロールする明晰夢を見れる人の特徴

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半数の人は明晰夢を見たことがある

 

今回は、誰もが一度は経験してみたいと思う明晰夢(めいせきむ)の話です。

 

明晰夢は自分が夢を見ていることに気づく現象で、夢だと気づくことで夢の内容を自由にコントロールできると言われております。

 

ノーサンプトン大学心理学部のデビッド・T・サンダース、クリス・A・ロー、グレアム・スミス、ヘレン・クレッグ博士らが1966年から2016年までの50年分の論文を調べたメタ分析研究によると、全人口の55%が一生に一回は明晰夢を見ているとのことで、意外と多くの人が一度は経験しているようです。

 

 実際に私も、私の友人も明晰夢の経験者でありますが、意外と明晰夢を見たことがある人は多いようです。

 

みなさんはどうでしょうか?

 

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夢をコントロールしやすい人の特徴

 

また、6〜19歳の若い学生694人(女性346人、男性348人)を対象に行われた実験によると、若い子供ほど明晰夢を経験しやすいことがわかっています。

 

これはドイツのボン大学心理学部ウルスラ・ボス、クレメンス・フレンゼル、ジュディス・コッペレ・ゴッセル、アラン・ホブソン博士らの研究で、明晰夢をよく見る人の特徴として、年齢が若い!というほかに頭が良い人ほど体験しやすい!ということもわかっています。

 

明晰夢を多く見る年齢のピーク

 

研究では、特に6〜14歳の若い学生が明晰夢を経験し、6歳と7歳に明晰夢を見るピークが訪れていました。

 

また、割合に関しては参加者の51.9%が少なくとも一度の明晰夢を経験していました。やはりこちらでも半分くらいの人は明晰夢を経験していますね。

 

さらには、明晰夢の発生率は約16歳あたりから急激に低下していまして、16歳になるとほぼ明晰夢を見なくなる!という結果に。

 

大人になってから明晰夢の存在を知った人には悲しいですね。

 

4人に1人は定期的に明晰夢を見ている

 

ただし最初に紹介したメタ分析研究の結果によると、明晰夢を体験したと述べた人の約4分の1(約23%)が、月に1回以上の頻度で定期的に明晰夢を経験していると報告していますので、まだ望みはあるかもしれません。

 

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参考論文

 

Voss U, Frenzel C, Koppehele-Gossel J, Hobson A. Lucid dreaming: an age-dependent brain dissociation. J Sleep Res. 2012 Dec;21(6):634-42. doi: 10.1111/j.1365-2869.2012.01022.x. Epub 2012 May 29. PMID: 22639960.

https://doi.org/10.1111/j.1365-2869.2012.01022.x

Saunders DT, Roe CA, Smith G, Clegg H. Lucid dreaming incidence: A quality effects meta-analysis of 50years of research. Conscious Cogn. 2016 Jul;43:197-215. doi: 10.1016/j.concog.2016.06.002. Epub 2016 Jun 20. PMID: 27337287.

https://doi.org/10.1016/j.concog.2016.06.002

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