新型コロナウイルスのストレスが多い人ほど夢を見る頻度が増える

ストレスの心理学
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夢を見る回数が世界で増加中

フランスにある、リヨン神経科学研究センターの研究によると、新型コロナウイルスのパンデミックによって、夢を見る回数が35%増加していることがわかっています。さらに、悪夢を見る頻度も15%増えているようです。

 

以前にも話しましたが、ストレスが急に増えるとそれに伴って悪夢を見る頻度も増えるようです。

 

PTSDの症状ような悪夢を体験

イタリア睡眠医学会が夢の内容を分析した研究では、イタリア国民の間で心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状と同じような悪夢や頻繁な目覚めを経験している人が増えていることもわかっています。新型コロナウイルスの発生によって引きこもり生活を余儀なくされた人々は悪夢を見やすくなっているのです。

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ストレス源に近い人ほど悪夢を見やすくなる

ローマ大学の生理心理学の教授ルイージ・デ・ジェンナーロ博士の研究によるとストレス源に近かったり強いストレスを感じている人ほど悪夢を見る頻度が増えることがわかっています。

 

例えば、2009年にイタリアの中部で発生したラクイラ地震の生存者を対象にした調査では、震源地に近い場所に住んでいたほど睡眠障害や悪夢といった現象が多く見られました。やはりストレスと悪夢には強い相関関係があるようです。

 

さらにほかの研究の結果からは、新型コロナウイルスの脅威により近い場所にいる人ほど、新型コロナウイルスに影響された夢を見る可能性が高いことも示唆されています。つまり、医療従事者や感染拡大中の地域に住む住民や感染者が家族内にいる人は、やはりストレスが増加してしまうようです。

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悪夢のせいで寝不足ならストレス対策を

もちろん、過去にも話した通り、悪夢や奇妙な夢はストレスを緩和させる役目を担っていると言われています。なので、ただ夢を見るようになったからと言っても心配する必要はないかと思います。

 

しかし、もしも睡眠時間が短くなっていたり睡眠の質が下がって寝不足っぽくなっていると感じている人はストレス対策を行う必要がありますので、生活習慣の改善を考えてみてください。

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