住んでる場所であなたの恋人が決まる!恋人選びの心理学

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 心と体の距離感は同じ

 

物理的距離と、心理的距離は同じです。

 

私たちは好きなものや興味を持ったものには近づき、不快なものや嫌いなものからは遠ざかろうとします。

 

この心理原則はお互いに相手への親密度を表すときにも使われ、私たちが誰かと一緒にいる場合、親しい人にはすぐそばまで近づきますし、親しくない人や心を許していない人には近づかないように一定の距離を保とうとします。

 

そのようにして心の距離は、物理的な距離として表現されているために、物理的な距離を見れば心の距離感も掴めます。

 

そしてこの心理的な原則を利用することで、好きな相手と自然に仲良くなることも可能となります。

 

 

私たちは近所にいる人と恋に落ちる

アメリカ、タフツ大学心理学部教授で社会心理学を専門に扱うサム ソマーズ博士によると、恋愛の成功に関しては周りの状況の力が大きく関係しているそうです。

 

最初にも言った通り、「距離感」は恋愛において大事な要素の一つです。付き合う相手が近所に住んでいればいるほど、二人が親密になる確率はぐんぐんと上がっていくものなのです。

 

触れ合う回数や見掛ける回数が多ければ多いほど好意が増すという、いわゆる単純接触効果の恩恵ですね。

 

博士が語るように身近な人と仲良くなるのは当たり前のようにも感じるのですが、どうやら普段の私たちはその力の大きさを正確に測れていないようで、距離感の大切さを過小評価してしまっています。

 

ですので、この物理的な距離感を意識するようになるだけで恋愛の成功率がグッと上がるのです。

 

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離れれば離れるほど仲良くなりにくくなる

物理的な距離がもたらす恋愛面での影響力は想像以上に大きく、ある実験によれば、アパートメントの2つの世帯を分ける距離はわずか5.8メートルだけしかなく、その物理的に短い距離が、ご近所付き合いを生み出すことに役立ち、私たちは誰かと仲良くなっていくのだそうです。

 

そして悲しいかな、この物理的距離が約6メートル離れるごとに、2つの世帯が親しくなる可能性はほぼ半減してしまっていたのです。

 

半減なので、心理的に相当な減点になります。たったの6メートルで心の距離は遠くなってしまうのですから、距離の影響力は恐ろしいものです。

 

しかし、たしかに12メートルも離れた場所にある家の人たちとわざわざ仲良くなろうとは思わないですよね。

 

そういう人たちの顔は見るかもしれませんが、家の近くで見掛けるわけではないので、こちらから積極的に触れ合う機会も少ないですし、向こうもわざわざ話しかけてはきませんよね。

 

なぜならもっと近くに仲の良い人たちがいるからです。それくらいすでに作られた人間関係というのは強力なのです。

 

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住む場所が近いと結婚率も上がる!

さらに、アメリカで行われた調査では、付き合っている二人の家が近ければ近いほど結婚をする確率が高くなるという傾向があります。

 

実際に婚約中のカップルを調べた調査でも、カップルのうちの半数以上は、二人が16ブロック以内に収まる場所に住んでいたのです。

 

これはどの州の街に住むカップルたちを調べてみても同じ結果でした。

 

つまり、物理的な距離がもたらす結婚促進効果は、住む街の環境や人種や文化的な違いには関係ないのですね。

 

2km圏内に住むカップルは婚姻率が上がる

 

この調査研究はブロック数で表していますが、日本だと馴染みがないので何メートルくらいなのか調べてました。

 

しかし、調べてみたところ、実はこのブロックの距離は街ごとに違うようなんですよね笑。

 

一応100メートルくらいが一般的なようです。なので、少なくとも2km以内だと婚約まで行く確率は高くなる!と考えおきましょう。

 

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家が近いとデートに誘いやすい!

仲の良い恋人同士であっても、たしかにお互いに家が遠く離れていると会いづらいですよね。

 

例えば、住んでいる場所がすぐそばだと、ちょっとしたことで会えたり、急にご飯に誘っても二つ返事で会えたりします。

 

つまり、家が近いと、とにかく相手をデートに誘いやすいんですよね。家が離れていない分、会うための時間もかからないですし移動のための費用もかかりません。

 

そのようなほんの少しの心理的な要素が複合的に関わり合って恋愛感情に作用していくのです。

 

これは友達でも同じですよね。近くに住んでいる友達の方が会いやすいので親密になりやすいです。

 

隣のクラスよりも自分のクラスの人の方が仲良くなりやすいのと同じですね。

 

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遠距離カップルへの心理アドバイス

遠距離カップルの恋愛がうまくいきづらいのは、この物理的距離がもたらす心理効果の影響力が大きいからなんですね。

 

とはいえ、住む場所を変えるのはけっこう経済的なダメージもあり、ほいほいと相手に合わせていくのが難しいところです。

 

どうしようもない理由で今付き合っている相手と離れ離れになってしまう場合は、こまめに連絡を取り合って遠い距離感を感じさせないというテクニックが必要です。

 

ちょっとしたことでも報告しあったり、くだらないメッセージを交換し合うと距離感を感じなくなります。

 

そして恋人募集中の人たちは、なるべく自分の住んでいる街の近くで、自分の性格とマッチする恋人探しを始めていくと良いですね。その方が恋愛がうまくいきやすいですからね。

 

人は住んでいる場所が近い相手とカップルになりやすい
住んでいる場所が近ければ近いほど、カップルは仲良くなりやすい
住んでいる場所が近ければ近いほど、カップルは結婚しやすい
住居が6メートル離れるごとに、二人が親しくなる可能性はほぼ半減してしまう

 

 

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